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米国の2011年第4四半期GDPが市場予想を下回ったことを受け、リスク選好志向が圧迫されたものの、ギリシャの債務減免協議がまもなく合意に至るとのニュースは株式市場を支援したことから、27日の米国主要3指数は高安まちまちとなった。ダウ平均指数は前日比74.17(0.58%)安の12,660.46、S&P500指数は前日比2.13(0.16%)安の1,316.32となった一方、ナスダック指数は前日比11.27(0.40%)高の2,816.55で引けた。米国工業30株価指数先物CFD3月限は前日比71(0.56%)安の12,611、米国E-mini SPX500株価指数先物CFD3月限は前日比2.50(0.19%)安の1,312.50で引けた一方、米国NDAQ100株価指数先物CFD 3月限は前日比1.75(0.07%)高の2,455.00で終了した。米商務省が27日発表したデータによると、米国の2011年第4四半期GDP・速報値は前期比年率2.8%増となり、事前予想は3.0%増であった。個別銘柄とセクター別では、米国2位の石油会社であるシェブロンは2.47%安の103.96ドルで引け、ダウ平均指数で下げ幅最大のブルー・チップとなった。同社は、原油価格の高止まりと燃料需要の軟化により、第4半期の精製事業の利益と利益率が下落したことを示した。自動車大手フォードは4.54%急落の12.21ドルで取引を終えた。欧州市場の業績悪化、及びタイの洪水による減産は会社の営業利益を抑制したため、第4半期の決算が市場予想に届かなかったことが嫌気された。また、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が27日報じたところによると、インターネット交流サイト(SNS)大手の米フェイスブックは今週にも新規株式公開(IPO)のための書類を提出し、100億ドルを調達すると見込み、モルガン・スタンレーはIPO手続きを担当する主幹事である。当ニュースを受け、モルガン・スタンレーは1.98%高の18.56ドルで終了した。
米国第4半期GDPがさえない結果となったことを嫌気し、27日のロンドン株式市場は下落して引けた。イギリスFTSE100指数は61.75(1.07%)安の5,733.45で終了した。イギリスFTSE 100株価指数先物CFD3月限は前日比55.0(0.96%)安の5,691.0で終了した。個別銘柄とセクター別では、鉱業株とエネルギー株が相場の下げをリードした。鉱業株では、リオ・ティントは2.13%、アントファガスタは3.02%、カザキミスは2.85%、エクストラータは2.19%、とそれぞれ値下がりした。エネルギー株では、米国裁判所は英石油大手BPがメキシコ湾原油流出事故で一部損失を負担することを判決した。これを受け、BPは2.56%下落した。他に、BGグループは2.69%安、ロイヤル・ダッチ・シェルは2.20%安となった。他の銘柄では、英国小売業のネクストは1.73%上昇し、値上がり率ランキングの1位を占めた。
(こちらの記事は1/30 証券レポート から抜粋しています。)
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