1/27 欧米株式市場レポート
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26日に発表された米国の去年12月新築住宅販売件数が意外と下落したことが、一部の会社が公表した好決算によるプラス影響を相殺したことから、当日の米主要3指数は小幅に下落して終了した。ダウ平均指数は前日比22.33(0.18%)安の12,734.63、S&P500指数は前日比7.61(0.57%)安の1,318.45、ナスダック指数は前日比13.03(0.46%)安の2,805.28で引けた。米国工業30株価指数先物CFD3月限は前日比4(0.03%)安の12,682となり、米国E-mini SPX500株価指数先物CFD3月限は前日比5.25(0.40%)安の1,315.00で引け、米国NDAQ100株価指数先物CFD 3月限は前日比7.00(0.28%)安の2,453.25で終了した。米国商務省(DOC)の当日発表したデータによると、米12月新築住宅販売件数が30.7万件と、事前予想が32.0万件であり、前月比がマイナス2.2%となった。このデータから米国不動産市場の不振が見られる。石油及び金属セクターの下落が目立った。アルコアは1.15%安の10.36ドル、シェブロンは1.06%安の106.59ドル、エクソン・モービル・コーポレーションは0.52%安の86.77ドルで引けた。通信株も軟調であり、AT&Tは2.52%安の29.45ドルで引け、当日ダウ平均指数構成銘柄での下げ幅が最大であった。ベライゾン・コミュニケーションズは0.93%安の37.34ドルで引けた。決算の方では、建築機械メーカーであるキャタピラーは去年第4四半期の純利益が1.55億ドル、約58%上昇と、市場予想を上回った。また、当社は同期の売上げが172.4億ドル、約35%上昇と、四半期売上げの史上新記録を更新した。この情報で当社の株は2.07%高の111.31ドルで終了した。
米連邦準備理事会(FRB)が少なくとも2014年まで政策金利を異例の低水準に据え置方針を表明したことで市場の信頼感が高まり、鉱業株が上昇したことに従って、26日のロンドン株式市場は上伸して終了した。イギリスFTSE100指数は72.20(1.26%)高の5,795.20で終了した。イギリスFTSE 100株価指数先物CFD3月限は前日比71.5(1.26%)高の5,746.0で終了した。FRBの超低政策金利が工業及び金属の需要を刺激したことから、鉱業株は全面高となった。アングロ・アメリカン社は3.11%高、アント・ファガスタは3.02%高、リオ・ティントは4.89%高、フレスニロは4.25%高、ランドゴールド・リソーズは5.05%高で引けた。同時に、銀行株も全面高となった。ロイズ・バンキング・グループは6.14%高、バンク・オブ・スコットランドは3.44%高、スタンダードチャータードは3.03%高、HSBCは0.47%高で引けた。下落した株の方では、バークレイズに格付けを引下げたことで、BスカイBは0.15%安で引けた。イギリスの金融ソフトウェア会社のMISYSは6.21%暴落し、当日FTSE100指数構成銘柄での下げ幅が最大であった。
(こちらの記事は1/27証券レポート から抜粋しています。)
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