QE3観測の高まりでドルが下落し、リスク通貨は大幅反発 | マーケットの今を掴め!FX・CFD東岳ライブ情報

QE3観測の高まりでドルが下落し、リスク通貨は大幅反発

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 25日の欧州時間、ドイツ政府は1月IFO景況指数を公表した。結果が良かったことから、ドイツの景気が順調に回復しているのが見られるものの、ユーロへの支援は短期間であった。ある情報筋によると、欧州中央銀行(ECB)が当行のギリシャ債務を減免することを拒否したという。このニュースでユーロを始め各リスク通貨は下落した。そして、昨日公表された英金融政策委員会の議事録によると、委員らが全員量的金融緩和政策の規模を維持することに投票し、資産買い入れプログラムの規模を拡大するべきであることを主張する委員は一部であった。今回の議事録から金融緩和政策の規模を拡大する明確な情報が見られなかったため、ポンドドルは支援されて小幅高となった。正午になると、市場がFRBの政策金利決定を期待しているため、リスクセンチメントが高まり、主要リスク通貨は持ち直して反発した。正午になると、連邦公開市場委員会(FOMC)が少なくとも2014年終盤まで政策金利を異例の低水準に据え置く方針を表明した。以前は2013年までとういう方針であった。それに、強硬なタカ派委員3名、フィッシャー・ダラス地区連銀総裁 、コチャラコター・ミネアポリス地区連銀総裁、プロッサー・フィラデルフィア地区連銀総裁が今年の投票権を失ったことに従い、FOMC内部の権力バランスが壊れることを意味する。ハト派が多数であることを背景に、市場ではFRBが量的緩和第3弾(QE3)を実施する観測が高まり、ドルが圧迫され、主要リスク通貨は対ドルで大幅反発した。ユーロドルは1.3100関門の上方で推移し、豪ドルドルは1.0600水準を上抜けた。


 市場焦点   
 本日の欧州時間、投資家は米12月耐久財受注に関心を集めるべきである。耐久財受注は来月に、使用に耐えられる消費財に対する発注数であり、当データは製造業の生産活動を反映できる。耐久財受注とは、購入する意思があるため直ちに配信する又は将来配信する商品の取引である。当データは、自動車、飛行機等の重工業製品や製造業資本用品、及び電気器具等の注文状況も含む統計である。このデータは、国防部門用品及び運輸部門用品等の高値製品も含まれており、この2部門のデータ変更は全体的なデータに大きな影響を与えるため、市場では国防部門用品及び運輸部門用品を除いたデータに注目する。結果は増加する場合、同国の製造業が改善されていることが見られ、同国の通貨の買い材料となる。逆の場合、同国の製造業が鈍化していることを示し、同国の通貨の売り材料となる。市場では、米12月耐久財受注は前月比がプラス2.0%、12月耐久財受注・除輸送用機器は前月比がプラス1.0%と予想されている。もし結果が予想を上回る場合、ドルの好材料になるだろう。逆の場合、ドルの悪材料になるだろう。1/26FXレポート より抜粋)


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