ユーロ、ギリシャ懸念で1.30ドル割るも持ち直す | マーケットの今を掴め!FX・CFD東岳ライブ情報

ユーロ、ギリシャ懸念で1.30ドル割るも持ち直す

 【ユーロ、ギリシャ懸念で1.30ドル割るも持ち直す】


 24日の外国為替市場では、ギリシャに対する懸念が再燃し、ユーロは1.3000ドルを割り込んだ。しかし、同国がデフォルト(債務不履行)に陥る前には債務再編が合意に至るとの期待を投資家が捨てずにユーロは持ち直した。


格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)のソブリン格付け委員会をまとめるジョン・チェンバース氏が、ギリシャは2012年前半に「ほぼ確実に」デフォルトするとの見通しを示し、ユーロは当初下げ幅を拡大した。


ギリシャがデフォルトを回避するためにどのように債務再編を行うかについて、民間債権者との協議が行き詰まったかにみえるなか、チェンバース氏が追い打ちをかけた。ユーロは先週を通じ、債務再編合意の見通しを手掛かりに上伸していた。


チェンバース氏はブルームバーグがニューヨークで主催したソブリン債務会議において、行き詰まった債務交換か一定の債券の支払いができないようなことが起きれば、格付け会社の定義上、重債務国はデフォルトと認定されると指摘した。


また、一部の市場参加者は円相場への介入を予想しているが、介入はドル・円相場が乱高下する場合にかぎることは明白であり、日本の当局による介入行動は当面ないだろう。


市場の注目は一時的に25日の米連邦準備制度理事会(FRB)の政策発表に向けられている。連邦公開市場委員会(FOMC)は24日から2日間にわたる会合を開き、25日に初めて委員17名の金利見通しを発表する。利上げを正当化するほど米経済が堅調になると予想される時期について、個々の見解を示す。

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