ユーロの回復傾向、1月4日以来の高水準に | マーケットの今を掴め!FX・CFD東岳ライブ情報

ユーロの回復傾向、1月4日以来の高水準に

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【ユーロの回復傾向、1月4日以来の高水準に】


23日の外国為替市場では、 ギリシャの債務問題をめぐる不透明感の再燃によってユーロの上値が重かったにもかかわらず、ユーロはドルに対して1.30ドル台を上回った。


直近のユーロ上昇傾向は、欧州の債務危機解決能力に対する信頼感の上昇を反映している。これを受けて、一部の投資家が大量に積み上げていたユーロの売り持ちを解消したことが、ギリシャ債務減免協議の難航をめぐる失望感の拡大にもかかわらず、ユーロが上昇した一因となっている。


極端なユーロの売り持ち解消はあと数日、あるいは数週間にわたって続く可能性もあるり、ユーロは最終的に1.31ドルを上回る水準まで押し上げられる可能性もある。



ただ、ユーロ圏首脳らがギリシャに対し、同国の経済情勢は悪化しているものの、承認済みの規模を上回る金融支援が与えられることはない、と宣言したことが伝えられると、ユーロ高の勢いはわずかに後退した。



一方、ドルは主要通貨に対してほぼ全面安となった。米連邦準備制度理事会(FRB)が景気刺激策として年内の債券買入再開を示唆するかどうかをめぐって憶測が拡大しているためだ。


FRBは24日から2日間にわたって政策会合を開く。この米連邦公開市場委員会(FOMC)では、FRB関係者が発表する利上げ時期の具体的な見通しが焦点となるだろう。また週後半には、米政府が10-12月期国内総生産(GDP)の速報値を発表する予定で注目されている。


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