1/20 夜のFX戦略レポート | マーケットの今を掴め!FX・CFD東岳ライブ情報

1/20 夜のFX戦略レポート

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前日のフランスやスペインの国債入札が好調な結果となったことで、リスク選好ムードが一層改善した中、アジア株式市場が全面高となった。
20日のアジア時間、ドル以外の通貨は対ドルで前日の上昇の流れを引き継がず、総じて前日高値の付近で上げ止まり、小動きとなった。ユーロドルは1.2965で寄り付き後に1.2950-1.2975の狭いレンジ内で推移し、終盤に一旦当時間帯の高値1.2985を試した。ポンドや豪ドルは対ドルでユーロとほぼ同じ動きとなった。ドル円は小幅に上昇し、終盤に当時間帯の高値77.30をつけた。欧州時間になると、押し目買いによりドルは更に上昇し、各主要通貨は対ドルで軒並み高値から反落した。特にユーロの下落が目立ち、ユーロドルは1.2970前後から1.2930近辺まで値下がりした。また、欧州時間序盤に公表された独12月生産者物価指数の前月比と前年比が大幅に市場予想を下回ったことも、ユーロの重しとなった。ポンドドルも1.5490付近から1.5470近辺まで下落し、ドルスイスフランは0.9310前後から0.9350近辺まで反発した。

本日欧州時間終盤頃、カナダで12月消費者物価指数(CPI)が発表される予定である。結果が加ドルの値動きに影響を及ぼす見通しから、注目したい。世界的な景気減速リスクがますます大きくなっている現段階では、カナダ中銀は再び量的緩和に踏み切るかどうかとの問題に直面している。117日の金融政策決定会合で政策金利を現行の1.00%に据え置いたものの、会合後の声明では、世界的な景気見通しの悪化、先行きの不透明性が高まっている中、必要な場合には更に金融緩和を拡大する可能性があると示唆した。しかし、目下のインフレレベルから考えれば、CPIはずっと高止まりしており、20109月から中央銀行の目標2%の上方にあり、これが量的緩和をブロックする。今回の発表について、アナリストらは前月比0.1%低下し、前年比2.8%上昇すると予想している。前回はそれぞれプラス0.1%2.9%であった。発表の結果がアナリスト予想を明らかに下回れば、加中銀の量的緩和拡大見通しが再び台頭し、加ドルの売り材料になると思われる。

(1/20 午後の部FXレポートより)



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