1/19 夜のFX戦略レポート | マーケットの今を掴め!FX・CFD東岳ライブ情報

1/19 夜のFX戦略レポート

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日に国際通貨基金(IMF)は欧州債務危機による信用不安の拡大阻止へ、最大6,000億ドル(約384,000億円)の融資財源上積みを目指していると伝わったため、リスク通貨は大幅に上伸した。19日アジア時間、ドル以外の通貨は前日の上げ幅をしっかり守り、前日の高値付近で揉み合った。ユーロドルは1.2870近辺での小動きとなり、ポンドドルは1.5430絡みの揉み合いとなった。豪ドルは一番弱かった。豪州の弱い経済指標に圧迫され、豪ドルドルは1.0427から下落し、1.0400台を割り込み、1.0376を打診した。豪州の公式発表によると、12月雇用者数は予想外に2.93万人減少した。事前予想は1万人増だった。欧州時間序盤になると、欧州株式市場が寄り付き後に上昇したことで、リスク選好ムードが大幅に改善したことに加え、ユーロ圏11月経常収支・季調済が前回より赤字幅が大幅に縮小したことから、リスク通貨は大幅に上昇した。ユーロドルは1.2893、ポンドドルは1.5453まで高値を更新した。

本日ニューヨーク時間には米国で12月消費者物価指数、12月住宅着工件数と建設許可件数、1月フィラデルフィア連銀景況指数など重要な経済指標が発表される予定である。まずは12月消費者物価指数に注目したい。消費者物価指数とは、英語による略称はCPIと言い、消費者が実際に購入する段階での商品・サービスの小売価格の動向を表す物価関連の経済指標をいう。インフレ率の判断に用いられる重要な経済指標として注目される。その項目は、住宅・食品・交通・医療・アパレル・リクレーション・教育・コミュニケーション、その他の8つのグループに細分化されており、個々の項目は各自のウエイトを持ち、2年ごとに見直される。季節的要因のため振れ幅の大きい食品・エネルギーを除いたコア指数の動きが特に重視されている。本日の12月消費者物価指数は前月比0.1%、前年比3.1%上昇し、コア指数は前月比0.1%、前年比2.2%上昇すると予想されている。食品やエネルギーの価格が若干反落したことから、前日公表された米12月生産者物価指数は市場予想を下回り、インフレ圧力の緩和を示したため、本日の消費者物価指数は事前予想より低い可能性が高い。仮に発表の結果が事前予想を下回れば、インフレ圧力が和らぎ、景気を刺激するため、米連邦準備理事会(FRB)は量的緩和第3弾(QE3)を打ち出すとの見通しが強まり、ドルの売り材料になる。半面、インフレ率の上昇を示した場合、QE3への期待がはく落し、ドルは再び上昇すると予想できる。住宅着工件数と建設許可件数は国民住宅または公共建築を中心に調査して発表しており、西洋諸国にとっては非常に重要な住宅関連指標である。この2つの指標が増加すれば、住宅市場の安定的な回復を示し、ドルの買い材料になると思われる。また、1月フィラデルフィア連銀景況指数にも適当に注目したい。強い結果となれば、ドルを一層押し上げるだろう。(1/19 午後の部FXレポートより)

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