1/18 夜のFX戦略レポート
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本日夜に米国で12月生産者物価指数、12月鉱工業生産、1月NAHB住宅市場指数など重要な経済指標が発表される予定である。米国生産者物価指数(PPI)とは、米国国内販売業者の販売価格の約1万品目を調査し、生産者の出荷時点での価格の変動、すなわち、生産者による商品やサービスの売値の変化を指数化したもので、消費者物価指数(CPI)と同様にインフレ圧力を測る指標として注目される。季節的要因のため変動の大きい食品・エネルギーを除いたコア指数が特に注目される。12月生産者物価指数は前月比0.1%、前年比5.1%上昇し、コア指数は前月比0.1%、前年比2.8%上昇すると予想されている。事前予測より下ブレすれば、インフレ圧力の緩和を示し、景気刺激策として米連邦準備理事会(FRB)は量的緩和第3弾(QE3)を打ち出すとの見通しから、ドルは売られる半面、インフレ圧力の上昇を示した場合、QE3への期待がはく落し、ドルは再び上昇すると予想できる。鉱工業生産指数 は、製造業 または鉱業 、公共事業の実質的な生産量を計上し、景気サイクルの変化を把握する時によく使用される。一般に鉱工業の国内総生産 に占める割合が高く、経済 全体に及ぼす影響も大きいことから、経済 分析上重要な指標となっている。当指数が安定的に上昇すれば、景気は上昇サイクルとなり、生産資料への需要も相応に増加し、景気回復を支えるため、同国通貨の買い材料になる。本日の12月鉱工業生産は前月比0.5%上昇すると予想されており、前値は0.2%低下した。発表の結果が事前予想を上回った場合、米景気が回復していることを示し、ドルの強気材料になると思われる。明日アジア時間序盤に発表予定の豪州の12月雇用者数変化と12月失業率にも注目したい。結果が雇用状況の悪化を示せば、豪ドルは売りに押されて反落する見込みである。
(1/18 午後の部FXレポートより)
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