1/17 夜のFX戦略レポート | マーケットの今を掴め!FX・CFD東岳ライブ情報

1/17 夜のFX戦略レポート

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、ユーロ圏の緊急融資制度である欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の格付けを「AAA」から「AA+」に引き下げたことから、ユーロは対ドルで小さく窓を開けて下落した。その後、明るい中国経済指標を受け、リスク資産は大幅に上昇したため、ドル以外の通貨は力強く反発した。中国第4四半期実質GDPは前年比8.9%上昇し、市場予想の8.7%を上回った。同時に公表された中国12月鉱工業生産は前年比12.8%12月小売売上高は前年比18.1%、それぞれ上伸した。市場予想は12.3%17.3%であった。発表後に中国株式市場が大幅に上昇し、リスク選好ムードが大きく改善した中、ユーロドルは1.2760近辺まで反発し、ポンドドルは1.5323から1.5380上方まで反発した。豪ドルは一番強く、対ドルで1.0302から反発し、1.0400台に乗せ、100pips超伸ばした。欧州時間序盤、リスク選好ムードが一段と高まったため、ユーロドルは1.2770、ポンドドルは1.5385、豪ドルドルは1.0431まで本日の高値を更新し、特に豪ドルドルは2ヶ月ぶりの高値を記録した。

本日夜に加中銀が政策金利を発表する予定であり、注目したい。前回の金融政策決定会合で、加中銀は政策金利を1.00%に据え置くことを決定すると共に、家計からの支出意欲が予想より強く、ビジネス投資が依然として旺盛であると指摘した。最近のカナダ経済指標が総じて好調な内容となったことから、利下げの見通しが後退し、発表後に加ドルは支援されると思われる。また、米国や中国の経済指標の強さ、欧州債務危機への懸念の後退などから、原油価格が高位での値動きを維持する見通しである。これも加ドルの買い材料に違いない。本日の政策金利発表について、利下げ可能性は非常に低いとの観測が広がっている。発表後の加ドルは上昇する公算が高い。

(1/17 午後の部FXレポートより)

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