中国による銅需要に対する楽観的な見方が広がっていることから、16日の銅先物価格は上昇
S&Pによるユーロ圏9カ国の格下げのマイナス影響が既に織り込み済みで、かつ世界1位の銅消費国である中国による銅需要に対する楽観的な見方が広がっていることから、16日の銅先物価格は上昇して引けた。中国が17日に12月鉱工業生産、12月小売売上高、及び第4四半期実質GDPなど重要な一連のマクロ経済指標を発表する予定である。緩和的な金融政策を背景に、中国の経済が力強い勢いを維持し、銅への需要も安定している見通しである。この予期は銅相場を支援した。最終的には、COMEX銅先物3月限は前日比3.95セント(1.09%)高の367.50セントで引けた。
16日、米国がキング牧師誕生日のため休場となったため、全体的に閑静商状となった。だが、イランによる地政学的リスクの高まりが原油供給中断の懸念を誘発したことで、原油相場は押し上げられた。当日のNYMEX原油先物2月限は前日比0.99ドル(1.00%)高の99.66ドル、同3月限は前日比1.00ドル(1.01%)高の99.81ドルで取引を終えた。
(1/13商品レポート から抜粋)
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