ユーロが11年ぶりの安値を更新!
【ユーロが11年ぶりの安値を更新!】
午前の東京外国為替市場では、ユーロが対円で2000年12月以来、約11年ぶりの安値を更新し、その後も1ユーロ=97円台前半で推移している。格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がユーロ圏複数国の格下げに踏み切ったことで、域内債務問題の先行き懸念が強まり、ユーロ売り圧力がかかっている。
今回の格下げによって欧州金融安定ファシリティー(EFSF )の資金調達も厳しくなるとみられるとした上で、EFSFのAAA落ちやムーディーズによる格下げなども警戒される中、ユーロはさらに下落する可能性がある。S&Pの格下げ自体は昨年から予想されていたため、新たな悪材料が出なければいったんは利益確定や持ち高調整の動きが出るだろう。、また、ユーロを買っていくような相場でもないので、戻りは引き続き売られやすいとみられる。
しかし、まずは投資家が格下げに対する市場の反応を見極めようとしているため、アジア市場ではドルに対して比較的安定して推移する可能性がある。また、アジアの株価に注視が必要である。
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