1/13 夜のFX戦略レポート | マーケットの今を掴め!FX・CFD東岳ライブ情報

1/13 夜のFX戦略レポート

13日のアジア時間、前日海外時間のスペイン国債入札が好調な結果となったことに加え、欧州債務危機への懸念がやや緩和したことから、ドル以外の通貨は穏やかに上伸した。欧州時間にイタリアが国債入札を行う予定であり、市場では楽観的な見方が強まっている。また、EU26カ国は既に財政統合で合意したとの報道も支援材料となったため、アジア時間のユーロは上伸した。ユーロドルは序盤の1.2816から1.2880付近まで急伸した。ユーロ高につられ、ポンドドルも序盤の横ばいレンジを突破し、1.5340付近から上昇し、1.5390関門を上抜けた。中国株式市場の大幅安を背景に、豪ドルドルは序盤に1.0332から1.0300付近まで急落したものの、午後には急反発し、当時間帯の高値1.0350をつけた。欧州時間序盤になると、リスク選好ムードが一段と高まったため、ドル以外の通貨は引き続き反発した。ユーロドルは1.2878、ポンドドルは1.5408、豪ドルドルは1.0361まで高値を更新した。

本日夜に米11月貿易収支が発表される予定である。アナリストらは449億ドルの赤字になると予想しており、前月は赤字435億ドルであった。発表の結果が予想より改善すれば、ドルは強気地合いを維持する可能性がある。その後に発表予定の米1月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値に市場の関心が集まっている。ミシガン大学消費者信頼感指数とは、ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが発表する消費者のマインドを指数化したものである。同指数は、500600人の消費者にアンケート調査を行い、半年後などの近い将来の景況感、雇用状況、所得などの項目で「楽観」、「悲観」で回答してもらった結果を指数化しているため、経済動向や消費動向を示す先行指標として利用されている。消費者信頼感指数は個人消費との連動性が高く、個人消費は米国のGDP3分の2以上を占めるため、米経済へ及ぼす影響は大きい。同指数の上昇は景気回復への信頼感の強さを示し、個人消費の増加につながり、個人消費の増加はまた経済の成長を促す。反対の場合は個人消費の減少を示し、経済成長の足かせになる。今回の発表については、1月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値は70.4まで上昇すると予想されており、前月は69.9であった。発表の結果が市場予想を上回った場合、米景気回復への信頼感が高まり、ドルは一段と上昇すると思われる。逆に市場予想を下回った場合、ドルの重しになるだろう。(1/12 午後の部FXレポートより)


HPで東岳オリジナルFXレポート 公開中!


ご注意事項

1. 当コラムは投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的とした

  ものではありません。投資の最終決定は、必ず御自身の判断でお願いいたします。


2. 当コラムの内容によって生じたいかなる損害についても、当社は一切の責任を負いません。



 異例の低金利時代の中、外貨の運用に
お困りではありませんか?・・・その悩み、
東岳証券のパーフェクト米ドル口座 が解決いたします。