広島刑務所脱走受刑者が空き巣に入る | マーケットの今を掴め!FX・CFD東岳ライブ情報

広島刑務所脱走受刑者が空き巣に入る

広島刑務所から殺人未遂などの罪で服役中だった中国人の男が脱走した事件で、警察に「下着姿の男が付近のマンションに入ったあと別の服を着て出て行くのを見た」という目撃情報が昨日寄せられていることが分かりました。


そして今日13日、広島県警は、刑務所から約1・5キロ離れた民家に李容疑者が空き巣に入ったと発表しました。現場にあった缶ビールから李容疑者の唾液が見つかったようです。


発表によると、盗まれたのは、黒色ダウンジャケット1着(XLサイズ、ノースフェイス製)、黒色トレーニングズボン1着(XLサイズ、ユニクロ製)、黒色で白い星形模様入りのぼんぼん付きニット帽、白色マスク数枚です。腹が減っていたのか1階台所で缶ビールやご飯を飲食していたということです。


県警は、まだ周辺に潜伏している可能性もあるとみて、李容疑者が空き巣に入った周辺地区に約500人の捜査員を投入して調べています。


また、警察では逃走を助ける協力者が外部にいる可能性もあるとみています。李受刑者がある中国人窃盗グループの主犯格だったことから、警察はグループのメンバーなど交友関係も捜査していますが、有力な手がかりはありません。その中国人窃盗グループは関東で殺人や窃盗を繰り返す、チャイニーズドラゴンと呼ばれる凶悪な犯罪グループと関係もあるとのことです。


李受刑者は脱走する前から帰国したがっていたことが明らかになっています。去年の年末、中国にいる母親が心臓の病気にかかっていることを妹の手紙で知り、「中国に帰国したい」と、刑務官に漏らしたということです。これが脱走した動機の解明につながる情報とみています。


広島刑務所の周辺の住民は凶悪犯罪者の李容疑者にくれぐれも注意しましょう。