ユーロが上昇!ECB総裁の発言で
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【ECB総裁の発言でユーロが上昇】
米国時間の外国為替市場ではユーロがドルに対し1週間ぶりの高値に上昇した。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が、ECBが深刻な信用逼迫を阻止したと発言したことが手掛かりとなった。またスペインが実施した国債入札で発行額が目標上限のほぼ2倍となったことも材料視された。
スイス・フランは主要16通貨すべてに対して値上がりした。スイス国立銀行(SNB、中央銀行)がフラン上昇阻止に向けた姿勢を軟化させるとの見方が背景にある。カナダ・ドルは一時の上げを消す展開。米小売売上高の伸びが市場予想を下回ったことを受けた。一方でブラジル・レアルは約1カ月ぶり高値。同国の小売売上高の伸びが市場予想を上回ったことが背景である。
ユーロ圏に関して良いニュースが聞かれれば、ショートカバーが出る可能性がある。市場はドラギ総裁が欧州経済についてかなり前向きな発言をすると注目していたが、良くバランスの取れた内容だった。また、スペインの入札も好調だった。
現在ユーロは 1.2816ドル、もしくは98.39円付近で取引されている。
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