欧州債務危機への懸念が一層強まり、安全な逃避先として金の魅力を高めた
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11日、格付け会社フィッチ・レーティングスがユーロ圏の債務問題に警告を発したため、欧州債務危機への懸念が一層強まり、安全な逃避先として金の魅力を高めた。フィッチのソブリン格付け部門を統括するデービッド・ライリー氏は11日、欧州中央銀行(ECB)はイタリアを支援し、ユーロ崩壊という「大惨事」を回避するため、国債買い入れを拡大すべきとの見解を示した。同氏はまた、イタリアが債務問題への解決法を見い出せない場合、ユーロが崩壊し、これは世界経済に悲惨な結果をもたらすと警告した。他に、中国の旧正月が近づいていることを受け、中国による金実需は堅調となっている。香港政府統計局から発表された最新のデータによると、中国が11月に香港から輸入した金の数量が10月より約20%増加し、102.525トンに達した。購入量の持続的な上昇により、2011年1-11月香港から中国に輸入した金の数量が3倍増加し、総輸入量が389.295トンに達した。最終的には、当日のスポット金は前日比9.5ドル(0.58%)高の1,641.9ドルで終了した。スポット金の堅調さに伴い、スポット銀も上伸したものの、ドル高で上げ幅が制限された。スポット銀は前日比0.02ドル(0.07%)小幅高の29.97ドルで終了した。
(1/9商品レポート から抜粋)
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