1/12 本日のFX戦略レポート
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本日発表予定のデータは比較的多い。まず、投資家はアジア時間序盤の中国12月インフレデータに注目すべきである。中国消費者物価指数・前年比の上げ足は2011年8月から反落し始め、10月、11月の下げ幅はさらに拡大した。11月のデータは前期高値の6.5%から4.2%まで下落した。市場では中国12月消費者物価指数は前年比4.0%下落すると予想されている。結果は事前予想を下回る場合、中国人民銀行は追加金融緩和政策を打ち出す可能性が高まる。例えば、預金準備金比率の引き下げ或いは利下げを通じて、内需を刺激する。オーストラリアは中国貿易と緊密なつながりがあるため、豪ドルが押し上げられる可能性は高い。反対に、結果は事前予想を上回る場合、中国人民銀行が追加緩和政策を打ち出すことを暫く見送る可能性があるため、ある程度に豪ドルを圧迫するだろう。欧州時間、英11月鉱工業生産、製造業生産高が発表される予定である。ポンドは自国の重要な経済指標から影響を受けやすいため、投資家の関心を集めている。夜に入ると、英中銀と欧州中銀は続々と政策金利を発表する予定である。相場の値動きに大きな影響を与えるだろう。アナリストは英中銀が政策金利を記録の安値0.50%に据え置き、また資産買い入れプログラムの規模を2,750億ポンドに維持すると予想している。結果は予想通りとなった場合、ポンドへの影響が限定されるだろう。意外と資産買い入れプログラムの規模を拡大した場合、ポンドが売られる可能性が大きい。市場では欧州中銀が2ヶ月の二回の利下げと各種非常措置による効果を更に消化させるために、今回の金融政策会合で特に新しい政策が打ち出さないと予想されている。投資家は欧州中央銀行(ECB)総裁マリオ・ドラギの発言に要注意である。欧州中銀は経済が更に悪化する場合、利下げ或いは国債買い入れの拡大計画があるとの発言がある場合、ユーロが更に売られるだろう。
(1/12FXレポート から抜粋)
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