制裁よりイラン貨幣レアルの20%急落
最近、アメリカが代表する西方国家とイランの対立関係によって、軍事抗争の可能
性がますます大きくなっているなか、イラン通貨レアルが対ドル20%超下落しています。
去年12月31日、オバマ米大統領は休暇滞在中のハワイ州ホノルルで、核開発問題
をめぐりイランの中央銀行と取引がある各国の金融機関に対して経済制裁を実施
する法案に署名しました。
同中銀は、イランの原油取引の決済の大部分を担っています。制裁の対象は各国
の民間銀行と中央銀行で、取引内容によって2─6カ月の警告期間を置いた後に実
施される見通しとなっています。これよりレアル対ドル10%が急落となりました(1
ドル15200レアル)。そして、今年1月10日にレートはさらに急落し、1ドル17000レアルを付けました。制裁より戦争の勃発の可能性より、一般民衆が銀行からレアル預金を大量に引き出し、ドルに換金したことがレアルの更なる急落へと繋がりました。
金融市場を安定させるる為に、イラン中銀は急遽市場に2億ドルを注入した上で、為
替レートを1ドル対14000レアルに設定しましたが、効果がまったく出ていません。多くの両替所はこの規定を執行しようもしていなかったのです。
Robin
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