1/9 FX投資戦略レポート
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を公開しています。(どなたでも見れます!)
6日の欧州時間序盤、投資家は米12月非農業部門雇用者数の発表を待っていたため、相場の値動きは比較的に穏やかであった。ドルに対しての欧州系通貨ユーロ、ポンドはじりじりと下落し、コモディテー通貨の豪ドル、加ドルは小幅に調整した。欧州時間終盤、米労働省が発表したデータによると、米12月非農業部門雇用者数(季節調整済み)は前月比20.0万人増となり、予想は15.0万人増であった。12月失業率は8.5%となり、予想は8.7%であった。12月の失業率は2009年2月以来の新安値を記録し、ドルインデックスを押し上げて一年近くの高値を更新した。ドル円は当日の高値77.33を上トライし、欧州系通貨のユーロ、ポンドが圧迫されて下落した。欧州時間終盤からニューヨーク時間の序盤にかけて、ユーロドルは1.2700関門を突破し、ポンドドルは安値1.5375をつけた。ドルに対してのコモディテー通貨の下げ幅は大きくなかった。ニューヨーク時間、米FRB高官ローゼングレンは「インフレ率が低水準で推移し、労働市場がぜい弱な状態が年内は続くと予想されることを踏まえると、FRBは一段と強い成長を通した、よりペースの速い回復を促進する方法を模索し続ける必要がある」と述べた。ダドリーはニュージャージ州で行った講演で、政策担当者は住宅市場を急速に活性化させるさらなる措置を検討し、「いら立つほどに遅い」景気回復ペース、および「容認できないほどに高い失業率」の改善に努める必要があるとの考えを示した。米FRB高官の言論はドルインデックスをある程度に圧迫し、ドルに対してのリスク通貨は徐々に反発した。当時間帯に、フィッチ・レーティングスは、ハンガリーの信用格付けをジャンク(投機的)等級となる「BBプラス」に引き下げ、見通しはネガティブとした。ユーロの反応は薄かった。(1/9FX週間レポート より)
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