金が買われる!イラン発の地政学的リスクをめぐる懸念により
4日、スポット金は広いレンジ内で保ち合い展開となり、最終的にはイラン発の地政学的リスクを手がかりに小幅高で終了した。当日のスポット金は前日比8.0ドル(0.50%)高の1,611.8ドルで終了した。ファンダメンタルズでは、ある欧州連合(EU)外交官は4日、「EUの加盟27カ国が核開発を続けるイランに対する追加制裁措置として、同国産原油の輸入を禁止することで原則合意したが、実施時期についてはさらに協議する。」と示した。同外交官はまた、EUが2011年12月31日にイランからの原油輸入を禁止することを検討しており、EU内部、特にギリシャから反対の声は既に落ち着いたことを明らかにした。当ニュースを受け、イラン発の地政学的リスクをめぐる懸念が一層高まり、安全な逃避先として金が買われ、金相場の上昇につながった。関係筋によると、ラホイ首相率いるスペイン新政権は、EUの救済基金および国際通貨基金(IMF)に融資申請を検討している。これを受け、欧州債務危機への懸念がさらに強まり、スポット銀と他の工業金属は圧迫されて下落した。スポット銀は前日比0.52ドル(1.75%)安の29.16ドルで終了した。(1/5 商品レポートより)
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