セクハラ疑惑の福田財務省事務次官殿で思い出したことがある。
民間を含め自殺者が何人も出ているにも関わらず，あわよくば逃げ切り態勢の迫田＆佐川両氏の極めて醜い姿勢からすると，
相手の足元を見て卑劣な手を使うことを何とも思わない体質が露骨に現れている感じなのだが，
こういった，ふるまいの美学なんてカケラもない税ドロエリート達の一味や親玉なら当然，記者クラブ側の「ネタ貰いの弱み」につけこみ「調査したフリ」をするのではないか？
もしも「女性記者」だとすれば，財務省記者クラブ＝財政研究会＝略して「財研」に所属する記者だろうが，
財務省側とズブズブで，配られるペーパーや，さりげないリークで記事を書いている身で，「私もこの目で見ました！」「ヒヒ次官はいっつもああなんです！」なんて周囲が証言できるわけがない。
当事者にしても，あのジジイは足元を見て言い寄るサイテーのゲス野郎だ！なんて叫べるはずもない。
以前，キャリアパスとしての鹿児島支局勤務を終えて財務省記者クラブへと栄転した知人の女性記者が，県側や各界との「情報交換会」の様子を聞かせてくれたことがある。
彼女はもう海外へ異動したが，私が「酒が入れば特に，ネタをほのめかしてはセクハラに及ぼうとするヒヒ達もいるでしょう？」と聞くと，
芯は強かったが清潔感に溢れる美貌の持ち主だった彼女は思い切り顔をしかめて「いますよね～」と嫌悪感を漲らせて吐き捨てた。
中央の真似っこの田舎にいるならば霞が関にはもっといるだろう。
仕事上の弱みにつけこんで「あわよくば」を狙うのは何も公務員だけではないが，そうできる立場になってもキッチリ自制する者が存在するのもまた事実なのは，
適当な例ではないが，財力にものを言わせて愛人をやたらと囲うのもいれば，そうできるのに全くしない人士もいるようなものか。
福田次官殿は「言葉遊びをするくらいは」と言っていたようだが，なにも余暇にそういった店に立ち寄ることを国民は咎めはしない，
国税全般に対する重い職責と権限を悪用し，女性記者の弱みにつけこんで恥ずかしげもなく卑猥な悪代官ぶりを発揮しているのならフザけた話だと思っているだけだ。
願わくば，数年前に顔をしかめてセクハラを嘆いた女性記者と同様の侮辱を受けた女性が一人もいないことを心より。
女性に言い寄りたいのなら，もう少し我慢して首尾よく天下りに成功し，税ドロすごろくの上りを決めてから「合法的に」励んだらどうだろうか？
わが国では残念ながら，エリートと聞けば「ノブレス オブリージ」を全く連想せず「ああ，面従腹背をモットーに税金に寄生する盗人の豚野郎共か」と思ってしまうので。
鹿児島県 日当山温泉に立つユーモラスな西郷さん