自動運転による宅配サービス実現も間近と聞けば,生物化学兵器やプラスチック爆薬も「宅配」される可能性に嫌でも思い及ぶ。

 

ピザやAmazonで購入した品のデリバリーばかりではなく,同時多発的なテロ攻撃の格好のツールになるだろうと,よほどの脳天気でなければ容易に想像できる。

 

ドローンによる自衛隊駐屯地や基地への攻撃があった場合,現行法ではなんと110番するしかないそうで!ここまでくればもう漫才レベルだが,

 

自衛隊独自で鷹を使ったドローン捕獲も射撃による撃墜も全く不可能だから,事態を非常に不安視している幹部も多いそうだ。

 

いわんや海岸線にズラリと並んだ「脆弱な攻撃目標」の原発群においておやだ。

 

「国際社会」では全く通用せず,軍事学上も存在しない概念の「専守防衛」で,

 

「敵を上がらせてから非戦闘員を思い切り巻き込んだ血みどろの国土戦をする」ことを前提としている「命をちりあくたのように軽視する平和国家」の偽善は,

 

戦争の定義もハッキリとさせないまま,今もなお警察官に戦争の先導や初期対処をやってもらおうというデタラメな思考を無責任にも蔓延させている。

 

権力のコバンザメである記者クラブ・マスコミはせめて,軍隊ではなく特別職国家公務員である自衛隊が絶対にはずせない「手かせ足かせ」のおかげで,

 

いったいどれほどの貴重な人命が無為に失われるかをキチンとお茶の間に伝えるべきだ。

 

「命は一番大切デス」なんて偽善者の大ウソを,いつまでホタえているつもりなのだろう?

 

「知ってはいけない 隠された日本支配の構造 (講談社現代新書) 矢部宏治 著」より。