3月12日の夕方、友人が、リリィを散歩に連れ出して、奥さんも一緒に3人で、いつもの散歩道を歩いていました。その道の途中で、リリィがちょっとした草むらに入ったそうです。いつものしぐさなので、友人は気にもかけませんでした。本当にちょっとした草むらだったそうですが、おそらくその時に出合い頭で、マムシに咬まれたのだろうと友人は言っています。その時、リリィは鳴いたりも吠えたりもしなかったそうです。ヘビも見なかったので、その時は、咬まれたことが分からなかったそうです。そのまま散歩を続けていると、リリィが左足の肘の上あたりを舐めはじめて血も出ていたそうです。それでも友人はヘビに咬まれたとは思わずに、家に帰ってもそのまま様子を見ていたそうです。すると、時間が経つにつれ傷口が腫れだして出血もひどくなってきたそうです。そんな状態が翌日まで続いたので、おかしいということで病院に連れて行きました。

 

病院ではすぐにマムシに咬まれたと分かり、処置が行われました。そして、しばらく様子を見て、場合によっては片足を切断しなければならないし、最悪の場合は死亡するかもしれないので覚悟してくださいとさんざん脅されて家に戻ったそうです。実際に厳しい状況だったのでしょう。

 

しかし、幸いなことに、リリィは一命をとりとめ、足の切断も免れて元気に回復しました。私も妻と、咬まれた二日後にリリィをお見舞いに行きましたが、元気そうに動きまわっていたので、大丈夫だろうと感じました。しかし、何があるかわからないので、最終的に大丈夫ということになって、ほっと胸をなでおろしました。医者の話では、マムシが小さかったのか、毒が少ししか身体に入らなかったために無事に回復したのでしょうということだったそうです。不幸中の幸いですね。

しかし、2度目はより重症化するので、二度とマムシには咬まれないように注意してくださいと忠告を受けたそうです。

後で聞いた話ですが、犬はもともと、マムシの毒にある程度は耐性を持っているのだそうです。それも幸いしたのかもしれません。