平成31年(2019年)2月14日(木)
郷土史愛好会西支部では平成30年度最後の学習会は特別講演「菊池川流域の日本遺産」を山鹿市教育委員会から山口氏を講師として招き、44名が参加して行いました。
1.日本遺産って?
日本遺産は平成27年度から文化庁が始めた制度で、2020年の東京オリンピックパラリンピックまでに全国で100件の認定が予定されていて、現在の所67件が認定されています。
日本遺産の目標は、文化財を活用した地域活性化です。
文化庁は「地域の文化財の魅力を伝えるためには、あちこちに散らばっている文化財や地域の魅力を一つの物語(ストーリー)でまとめる事が必要」として、ストーリーを日本遺産に認定する、としています。認定したところには一定期間補助金をだして、文化財を使った観光事業や地域活性化事業を支援しています。
講演は参加者に印刷物を配布し、プロジェクターを利用して講演は進み
2.菊池川流域の日本遺産って?
山鹿市、玉名市、菊池市、和水町と熊本県がグループ(菊池川流域日本遺産協議会)を作って申請し、平成29年4月に認定されました。熊本県内では。人吉球磨に次いで2件目です。全国では53件目。
日本遺産に認定された菊池川流域のストーリーのテーマは「米作りに掛けた人々の知恵と苦労の歴史」で、
3.米作り、二千年にわたる大地の記憶~菊池川流域「今昔『水稲』物語」~
菊池川流域には、二千年にわたる米作りによる大地の記憶が残っています。
へいちには古代から受け継がれた条里、山間には高地での米作りを可能にした井手(用水路)と棚田、そして海岸には広大な耕作地を生み出した干拓。米作りを支えた先人たちによる土地利用の広がりが、今も姿を留め、そのすべてをコンパクトに見ることができます。
さらに賑やかな祭りや豊かな食という無形の文化も息づくなど、菊池川流域は古代から現代までの日本の米作り文化の縮図であり、その文化的景観やもめ作りがもたらした芸能・食文化に出会える稀有な場所なのです。
米作りへの土地利用の歴史
2000年前からの稲作⇒平地の条里⇒山間の井手や棚田⇒海辺の干拓⇒沼地の排水技術
昔も今も
まとめると
菊池川流域は、日本の米作り文化の縮図
菊池川の水運⇔俵ころがし、船着場
豊かな米がもたらした文化⇔菊池の松囃子、豊前街道の町並み
米作りの祈り⇔モグラ打ち、雨乞い、風鎮祭
米どころの食文化⇔子能代の丸ずし、ガネめし、清酒、赤酒
おいしい米⇔(昔)天下第一の米、(今)特A
質問も「合志川に流れる塩浸川は名称から海水が入っていたのか?」「なぜ合志市はグループ(菊池川流域日本遺産協議会)に入っていないのか?」などたくさんの質問が出ました。
質問に熱心に答える山口氏
最後に学習会では集合写真を撮っていなかったので、講師を囲んで記念の写真を撮って終了しました。
ご講義を頂きました山口様、貴重なお話ありがとうございました。
また、たくさん参加して頂きました会員の皆様最後までご聴講頂きありがとうございました!







