日本四島一度に返還させるためロシアに賄賂送ろうとしている
原題Japan wants to bribe Russia to return four Kuril Islands at once
媒体Pravda
日付:2016/11/21
種類要人発言(プーチン大統領 ほか)
http://www.pravdareport.com/russia/politics/21-11-2016/136213-japan_russia-0/#sthash.JREHvSww.dpuf

(以下、意訳

ペルーでのAPECにおいて、プーチン大統領は「平和条約への道は簡単ではない。しかし、日露間に平和条約が不在であったことは、二国間関係の発展を妨げた過去の遺物であった。」とインタファクス通信に語った。

ロシア大統領によれば、領土問題の解決には様々な選択肢がある。

ロシアと日本は、経済的・人道的なテーマのような、主要な統合プロジェクトの履行によって平和条約を締結することができる。

プーチンは、クリル諸島に対するロシアの主権は第二次世界大戦の結果として確立されたと強調し、島嶼の主権は国際的合意によって尊重されていると付け加えた。

「1956年にソ連と日本が合意した、二島を日本に戻すと仮定している、関連のある文書を思い起こしてほしい。この文書には、二島にどこの国の主権が継続し、どのような状態で引き渡されるか、明記されていない。」と発言した。

大統領は領土問題について、四島の一括変換の要求が日本政府の立場だと認識していたことを強調した。

「いかなる根拠によって合意に達したと言えるのだろうか?それは相互信頼の高まりによってである。協力の拡大はそのひとつの方法となり得る。」

さらに安倍首相によって提示されたビジネスと経済関係の拡大プログラムに対して、「それは経済・人道問題に関するものとなっているが、いま話すには早すぎる。」と付け加えた。

日本政府はペルーでの首脳会談について、その内容を明らかにしていない。

ちょうど同じ時に、菅官房長官は従来の四島に対する主張を確認し、「首脳同士の率直な意見交換であるので、詳細を公開したいとは思わない。」「四島返還の問題を解決することで平和条約を締結すると言う、日本側の立場に変更はない。」と発言している。

プーチン大統領と安倍首相の会談は、ペルーのリマAPECの傍らで開催された。

春にソチで行われた首脳会談では、ロシア政府は南クリル諸島に関する日本政府のコミットに対し、ロシアは南クリル諸島を渡すつもりはなく、「我々は多くを購入する用意があるが、売却するようなことはしない。」と発言している。

Pravda紙は、日本政府が平和条約と領土問題での突破口を得るためにロシアでのプロジェクトにおいて投資ロビー活動を行っていた事を報じた。

「率直に言えば、日本人はロシアに対する援助に感謝し、譲歩する事を望んでいる。」

ある人が言うには、日本人はロシアに賄賂を送ろうとしているのであり、これは新しいアプローチとは言えない。

2つの国家間において、経済は政治的利益のために利用され、政治は経済的利益のために利用される。

日本人は長らくこの原理に従っており、ロシアとの関係においてもこれを適用しようとしている。

「ロシアは9%の石油輸入と10%の液化天然ガス輸入の要因となっており、また日本車の重要な市場である。日本は明確に関心を持っているが、ロシアにもそれ自身の関心事があり、これらを互いに混ぜるべきではない。」

極東研究所の日本研究センター所長、Valery Kistanov氏がPravda紙に語った。

(以上)