22、23才の頃、イギリスの短期留学していたことがあります。
留学しようと思った最初のきっかけは失恋だったんだけど
英会話を習い始めて、正社員で働いていた仕事とは別にバイトを掛け持ちして
2年位かけて少しずつお金を貯めてあと4ヶ月後に日本を発つという時に
今の夫と知り合いました。
正直、その流れは想定外
でも私たちはすぐに惹かれ合いました。
いよいよ日本を発つという時に母からは一言
「別れてからイギリスに行ったほうがいいんじゃないか」
というようなことを言われ、
母が言いたいことはなんとなくわかったけど
私は夫が好きだったし
付き合ったままイギリスに行っても何も問題ないと思っていました。
何よりも別れたくはなかったし、むしろ夫と出会った事で失恋の傷はとっくに癒えて、なんならイギリスに行く意味すらもその時は失いかけていました。
それに、行くと言ってもたった3ヶ月。笑
正直、もう行かなくていいかもとも考えたけど、これまで何のために必死でお金貯めてきたのかとか、職場のみんなにもかっこがつかないとか、まあ色々思考も働いて、半ば無理やりイギリスに行くことにしたのです。
出発前日に夫は私の家に泊まりギリギリまで一緒に過ごし、当日は友達カップルが成田まで車で送ってくれて、父は空港まで見送りに来てくれました。
自分が行きたくて決めたイギリス行きなのに、そりゃーもう行きたくなくて行きたくなくて
空港で大泣き。
今振り返ってみると、改めて自分の意味わからなさや自作自演甚だし過ぎて笑えるけど、当時は好きな人と別れなければならないという完全に悲劇のヒロイン状態でした。。
あほや。。。
行きの飛行機でも涙は止まらず、機内食も箸が進まず、水なんか飲みたくないのに思考が止まって英語が出てこなくて
「Water please」どころか
「Mizu...」っていいましたからね、私。
2年近く、イギリス人の先生に英会話習ってこれですよ。
取り乱し方がウケる。
まー、そんな感じでほんと身を斬られる思いで短期留学した結果どうなったかというと
酷いホームシックになりました。
失恋を機にパニック症みたいになり
(厳密に言ったらパニック症だということにして堂々と自傷行為をしたり失恋相手や周りの人たちに相手にアピールしてた)
精神安定剤を飲んでいたこともあってか再び心が真っ暗闇になったかのように感じて
とにかく、ちーーーーーっとも楽しくない留学生活を送りました。
夫とは電話やメールでやり取りしてたけど、夫は夫で仕事で大きな怪我をしたり
元々うまく行ってない家族との関係性が悪化したり
怪我が原因で緊急手術したりで外国にいる私としても自分のこと以外にも不安材料が多すぎて
ほっとするとか
観光楽しむとか
勉強頑張るとか
もうできなくなっちゃったんですね。
そんな中でも語学学校に通って、友達との出会いがあったり、いい先生にも出会ったりはあったけど、
楽しいとは思えなかった。
行った時期も多分良くなくて、冬のイギリスだったからもういつも空がどんより曇ってたり雨だったりするんです。笑
ほんと、何から何までうまく行かなかったなと思います。
で、結局はもう一刻も早く日本に帰りたくなっちゃって
1ヶ月早く留学を切り上げて2ヶ月弱で逃げるように日本に帰国してきました。
なんもなし得ず、ろくに観光もせず(イギリス行ったのにロンドンも寄らず。ホームステイ先は海沿いの田舎町、ヒースロー空港から長距離バスで5時間かかるところ)
英語も嫌になり、耳にするのすら苦痛になりもちろん喋れないまま。
でも、オープンで買った往復のチケットの復路のやり取りやバスの手配は帰国するために必死だからなんとかなった。笑
帰国した事で夫にはいつでも会えるようになったし
早く帰って来たことを親は咎めることもなくまた日常に戻った訳だけど
そこから私を猛烈に襲ってきた(ように感じた)
半端ない劣等感。
イギリスに行った事実を消し去りたいくらい
かっこつかない私が恥ずかしくて情けなくて
英語も全く関わりたくなくて。
このことに関しては敗北感にまみれたまま
今日まで生きてきたんです。
うん。
で、さっき、最近インスタでフォローしているHappyちゃん改め、さちまるさんのロスのダンススクールのインスタ投稿を見てたらですね
気付いちゃったんです。
「私も、また留学したい!」
いや、ほんとはずっと気付いてたんです。
リベンジしたいなって、口にもしてきたこともあって。
でも、まだこどもが小さいから、行けるとしてもこどもが高校生になってからかなとか
そうすると私50とかかぁ、無理かもなとか、言い聞かせてました。
最近、夫とうまく行かなくなることが続いたことがきっかけで
私、本当に経済的に自立したい、稼げるようになりたいなとなと強く思ったんだけど、
なんの為に?って、やっぱり自分の為にだったんですよね。
基本ひきこもりで夫に養ってもらってきたのに
誰も見ていなくても、私がいつも私を見てる。
誰もそばにいなくても、私がいつもそばにいる。
だから、大丈夫。
いまはそういう感覚です。
稼げるようになったら、ひとりで留学したい。
それがいまのやりたいことです。