今日、息子が通う小学校で運動会(Sports day)がありました。

 

Year4-6(4年生から6年生)が合同の時間で、

場所は校庭が狭いから、学校の近くの公園で。

 

公園といっても、こちらではただ芝があるだだっ広い場所を

公園といいます。

(日本でいう子供が遊ぶ場所は、Play groundと言います。)

 

 

競技は、日本とは違っていて、まずトラックがない。

親御さんが見えるように?か、各競技が横に並んでいて、

例えば正面から見て、左から

 

1、お手玉みたいなのをフラフープみたいなのに入れて行って、

徐々に前に進んでいき、また元の場所に戻るゲーム

 

2、バトンを持って、1往復するリレー

 

3、前の人がボールを頭の上から、後ろの人にパスし、

それを受け取った人が今度は股の間から、後ろの人にパスするゲーム

4、障害物競走(日本みたいにハードルは高くなくて、低め)

5、スプーンレース(木のスプーンにボールを入れて歩く)

 

6、サッカーボールをコーンごとに、右左動かして、戻るゲーム

 

7、麻のサックを履いて?ジャンプしながら前に進むゲーム

 

8、発泡スチロールの飛行機を誰が一番遠くに飛ばせるかゲーム

 

9、最後にみんなで、かけっこ

 

これを各グループ5人くらいでチームとなって、クラスごとに

別れて、1つのゲームが終わったら、右にズレて、違うゲームを

4年から6年生まで男女問わず、一緒にやるというスタイル。

 

どっちかというと障害物レースが多いですかね?😆

 

そして、個人で1位を争って決めるというよりも、

チーム対抗だけど、でもそれほど負けても悔しくない、

逆に言えば、誰も落ち込まないし、誰も有利に立たない。

 

競争心を煽る形でないのも、なんかイギリスらしくて良い。

 

そして、見ていると、最後の最後まで取り残されてしまう子供が

毎回いて、見ていると、遅くなって焦ってるというよりも

笑って、むしろゆっくり、自分のペースで歩いていて、

先にゴールした生徒達も、まだ1人取り残された子供の名前を言って、

みんなで「がんばれー!」と応援している。

 

その光景を見て、ふと、私が中学2年くらいに体験した思い出と重なり、

涙ぐんでしまった。

 

実は、中学2年の水泳大会の出場者を決めなくてはいけない場面で、

変に色気付いてきた女子がいきなり、

「あっ、私、その日、生理だから出れない。」と言いだし、

そしたら他の女子数名も、「私も。」と言い出した。

 

は?そんな事あるわけないと内心思って、様子を見ていたが、

どうやら色気付き出した女子達は、水着姿を男子に見られるのが

恥ずかしいらしく、

水泳を習っている女子は、数名「私出るよ!」と立候補してくれたが、

一向に水泳大会のメンバーが決まらない。

 

今思うと、ダラダラ長引く会議みたいで嫌気がさして、

水泳習ってないし、25メートルしか泳げないし、

全く持って自信ないけど、いつまでも決まらないの嫌なので

「じゃあ、私がやるよ。」と言って。

 

そしてなんとか水泳大会のリレーの選手4人が決まり、

そして、今度はリレーの順番決め。

 

またもや、責任を取りたくないから、みんなラストは

やりたがらない。

ので、仕方なく、私がラストやるよと言って、その場は収まった。

 

そして、水泳大会の日、リレーになって、

前の3人は水泳経験者のもちろん水中回転ターンもできて

確実に50メートルは泳げる女子で、それなりの順位で

私にバトンが渡ったけど、私はクロールでなんとか25メートルまで

泳いだけど、ターンも普通で、折り返しでやっぱり

息が続かなくなって、5メートル泳いでは立って、息継ぎ、

3メートル、2メートル、と段々距離も短くなり、

息もはーはー😩 もう他の人はとっくにゴールしてたみたいだけど、

それでも最後まで泳ごうとして、本当1メートル進んでは立って、

息をはーはーしてたら、なんか私以外誰もいないプールで、

プールサイドにいたみんなが「がんばれー!」って応援してくれてた。

 

私は、この頃は冷めていたし、誰も責任取りたがらないから、

最下位になったんだし、仕方ないでしょ?😤くらいな気持ちで

少しむくれて、最後までなんとか泳ぎ切ったというか、

なんとかたどり着いた。

 

ゴールした時は、確か、みんなが拍手していた気がする。

 

そして、後日、廊下ですれ違った先生に

「水泳大会、感動しちゃった。」みたいな事を言われて、

冷めていた私は、なんでですか?的な表情をして、

「はー。」みたいな微妙な反応をしていた気がする。

 

反抗期も入ってきてたから、みんながやりたがらないから

いけないんだ!って怒りの方が多かった気がする。

 

でも、今日、自分がその傍らになって、最後までマイペースだけど

頑張ってやり切る姿をみて、感動したし、私がした事は

こういう事だったのかな?って思った。

 

 

日本のかけっこみたいに順位をつけるんじゃなくて、

どこかの子供ががっかり(upset)しないように、

平等が考えられているのかな?

 

日本人としては、綱引きとか、玉入れとか見たいけど

イギリス風運動会は、こんなもんです。

 

最後に、父兄参加の徒競走と、最後に先生達のもあり、

先生達のは、子供も大喜びで応援していて、微笑ましかった。

 

私は、暇だし見ながらスクワットしてたけど、

息子に出るな(恥ずかしいから)とジェスチャーがあったし、

動画撮りたいから、見てました。

 

確かに、終わってから1人で走ってみたけど、遅いし、

左胸全摘してるから、つって、あいたたたと痛くなってしまった😆から、

走らないで正解だったかも。