オリンピックの身代金

「世の中を変えてけれ。おらたち日雇い人夫が人柱にされない社会にしてけれ」

奥田英朗が描いた、高度成長期の社会。

支配する側と支配される側、国家権力、裏社会。
それぞれの視点で、うまく描かれていたように思う。

普段はあまり意識しないけど、
ヒエラルキーはもちろん今も存在する。

自分が見る範囲内では、五十歩百歩で
ポルシェ買ったとか、車も持てないとかその程度。

それは、自分もあるヒエラルキーに所属するから
他を知らないだけなんやろなって思う。


今は、どうなのか良く分からないけど
違う社会を知ったら何か変わるんやろか。
理想の社会ってなんなんやろか。
ちょっと考えてみたいって思った。