誰かのために何かを諦めたら
諦めたものは永遠に戻らないと
現実を突きつけられた時
その誰かを恨んでしまう。
自分の選択した道だからと
頭では理解していても
きっと心が付いていかない。
だから、思うの。
あの時私は
あなたがいるオーストラリアではなく
夢だったアメリカに行って
正解だったのだと。
夢を諦めなかった。
だからこそ
私は今でも何のわだかまりもなく
あなたのことが大好きだと思える。
あの時、
夢を諦めてあなたに付いて行ってたら
もしかしたら、後悔に後悔を重ねて
あなたの顔も忘れたいほど
嫌いになってたかも知れない。
すぐ切れちゃいそうな
蜘蛛の糸くらい細い何かでしか
繋がっていない私達だけど
今でも、あなたの日常の
一部でいられることが
二人で未来を描けることが
たまらなく幸せだと思う。
本当に、あの夜
あなたの車を見つけて
あなたが運転する車の助手席に座った瞬間
強く強く思いました。
この時間を過ごせて
心から幸せだって。
誰かのために、とある夢を諦めて手放して
時間は取り返せないのだと
もう二度とあの夢は見られないのだと
どうしようもない絶望感を味わった今
1つだけ揺るぎなく思うのは
私はあなたを、諦めたくない。
生まれ育った国が違っても
言葉が違っても
国同士が争っていたとしても
私はあなたを、諦めたくない。