北陸は雪が勝手にとけるから | 100%鉄道大好き宣言!!

北陸は雪が勝手にとけるから

定期的にやってくる「ご無沙汰」投稿です。

周期的にやってくるため、このブログを長いこと見てくださっている人は「またか」とお思いでしょう。私自身も「またや」という心境です。

とはいえ、そういうありがたい方たちは他のSNSにおいてもしかしたら私が特に風邪もひかず、もりもりと飯を食らっていることをきっと重々承知のことと思います。8月にはわんこそばの記録を110杯超えにまで伸ばしていますしね。次は120杯食べることにします。

 

タイトルですが、そのまんまです。

北陸はあんまり雪が降らないものだと考えている人も結構いるもんだなあというのが上京して以来の発見です。

いや降るから! と申し上げても、やはり北海道や東北の日本海側こそが雪降る街であり、北陸はそもそもその存在感というかアイデンティティを新幹線にすべて持っていかれている勢いかもしれません。

でもそれなりに降るわけで、高校時代は始業時間が遅れたり、50分授業が45分に短縮されたり、そもそも鉄道が止まって学校にくることができない人ができたり、そんな場所です。

そしてこの雪というのは、夜にはつやつやに凍りつきます。よくこけました。

ただ、翌朝にはしゃばしゃばにとけてしまい、あたり一帯が大根おろし状態となります。

もちろん融雪装置はありますし、汗垂らすほど雪かきしたこと経験もたくさんありますが、他の雪国エリアと異なり、割とはやくにとけていきます。

結局私の気質はそこなのです。

そのうちなんとかなるやろ、ほっといても雪はとけるやろという柔らかいあまやかな人間といえます。

北陸の気質として「忍耐強い」というのがありますが、これはもしかしたら「我慢してたらそのうちなんとかなるだろう」というじことなのかもしれません。

 

私はここ数年、比較的あまやかに生きていました。

それは、そのうちなんとかなるやろ、というのゆえではないだろうか、というのが分析です。

一方で、何もしてないくせに色んな事に歯がゆくなって地団太を踏んだりもしてきました。いや、今もか。でもやっぱり何もしない。

そうして自分を含めた「状況」というものを鑑みて、もう踏むとこないんじゃないかってくらい、足元がかちかちになってきてしまいました。

 

元来性格は悲観主義で、物事は悪い方向にしかとらえられないのですが、それも隙のある悲観主義者であるため、その主義には千枚通しであけた穴があるわけです。

それは、「なんとかなるやろ」という希望の光。

 

そんな風に「でも、きっと」を言葉の節と節の間に盛り込むようにしていたのですが、なぜそんな風にして何もしないでいるのかがよくわからなくなってきました。

 

延々とあまやかでいいればいいくせに、くそ生意気にもよくわからなくなってきた理由はいくつかあります。

たとえば、無い筆を折らねばならなくなったとか。

あるいは、私を導くロープがあちこちからたくさん出ていて今はそれを握ることができていてもそのロープ自体はトイレットペーパーでつくられたものだからわずかな雨でもたやすく途切れてしまう、など。瑣末なものから大きいものまで、とかく有象無象の色んなものに由来してます。

 

いや言ってること全然わからんやろ! と思った方は正しいです。

意図的に色んなことを避けて書いているからそしたら誰にも(私も含まれるか)わからないポエミーにならざるをえないでしょう。

 

本当は、私は私の人生を大事にしたいと思っているのですが、考えたらそんなに大事にもしておらず、結局時間だけはたらたら過ぎていくのに、やってることといえば畑踏みしめることくらいで、ほっとけばそのまま何もせずに年を重ねていってしまうのではないだろうかという溢れんばかりのリアリティ走馬灯におそわれたりもしています。

それでまた大事にすべき人生の一部を使って、「果たして果たして」と自問自答もどきを繰り返しているのがここ最近の私のライフワークです。

 

これはつい先ほどのことです。

大体私は、トイレにこもっているときか、路上にいるときかに「ほや!」(※福井弁、感嘆符的なものだと思ってください)と何かこう、お星さまというかヒトデというかの鋭角の部分が頭頂部のいわゆる下痢ツボに突き刺さることが多いのですが、後者でした。

踏切に引っ掛かり、漫然と電車(というか床下)を眺めていたら、まさにそれ状態になりました。

ちなみにスピリチュアルとか、あやしいお薬とか、そういうのにまったく手を染めてないです。表現力が足りないだけで、健康的な普通の状態です。

 

旅と人生はしばしばお互いがお互いのたとえのように使われますが、私の人生における今この時点を旅であらわすならば、「旅行ねえ、行きたいんやけどねえ」というところでしょうか。そもそも旅に出てすらない。

 

結局、何をしたいんや、それだけなのかもしれません。

私は地団太を踏みまくって、お陰さまで足元はかくも固くなり、本来であれば季節におうじて幼虫なりなんなりが地面から顔を出すべきところを妨害していました。

その幼虫というのは、一体何なのか。わしやろして。

 

ここ数カ月、いろんな人に不義理をはたらいており、それはお詫び行脚しないといけないんじゃないかなと思ってるくらいです。

本当に今ここで踏み荒らすのをやめて、大量の幼虫にお外に放とうと考えていますけど、でもやっぱり色々と不安はあります。

不安というか優柔不断というか、自分が責任をとらない決断から避けているだけとも言えます。

おりしも今週末は「実家に帰らせていただきますスペシャル」が催されるので、月曜日の乗る東京行きのひかり号車内の私の手元には、鯖寿司と決断がそろっている状態にしたいと思います。

 

北陸だと基本的に、とけない雪はないでしょうけど、私の生活は私でとかさなどうもなりませんよ。