カピーナ号による隠れ上総亀山接続 房総半島をぼそぼそと暴走する⑤
カピーナ号は千葉駅行きですが、千葉駅には行きませぬ。
途中有料道路を通ったのですが、いつ有料道路に入ったのか分からず、でも確実に料金所を通っているのを目撃しまして。
これはどういうことなのだろうと思って携帯でグーグルマップの力を借りました。
どうやら鴨川有料道路というところを通っていたのですね。
んで、通行券とかそういうのがなくて、その有料道路の片側に関所の如く料金所があるという。
安房鴨川方面に向かう人は有料道路に突入する前にお金を払い、
逆に安房鴨川方面から向かう人は後払いという仕組みなのですな。
これは凄い。
車乗る人にしてみれば常識なのかもしれませんが、免許（しかもＭＴだぜ）を持っているけど普段車乗らないし
有料道路で一番親しみ深いのが北陸自動車道という人間なので、ちょっと興奮しました。
廃道、酷道マニアはたまに見かけますけど、世の中には有料道路マニアもいたりするのでしょうか。
面白い有料道路を紹介してほしいっすな。
んで、おお！いつの間にやら有料道路！という喜びを感じつつ、降りたのはここ。
標識の後ろにバス停がありますよ。
亀山・藤林大橋というところです。
中黒点は東急東横線の「元町・中華街」みたいですな。
亀山というのがバス停に含まれている点がお味噌です。
なんでここで降りたのか、目的もなく降りるわけもなく。
それは今から乗りたい路線の終着駅の最寄りバス停だからですよ。
駅から駅へバスでの接続を試みたわけです。
近くには亀山ダムなんぞもあり。
季節ごとに素敵な景色を見せてくれることでしょう。
バス接続にしたからこそ、鉄道だけでは知りえない景色も見れるという点ではお得ですなあ。
ちなみにバス代は800円。
安いのか高いのか難しいところ。
でも、有料道路通ってるし、バス自体も高速バスのやつで快適だし、まあそれくらいが妥当なのでしょう。
周りの景色にうっとりしてるのも良いのですが、何せ地図がありませんからね。手元に。
余裕持ってはいますけど、駅にたどり着けなかったら列車は私を待ってはくれません。
行けばなんとかなるさという気持ちで来たわけですが。
この道の先に駅はあるのか、がくがくぶるぶる。
亀山連呼でお気づきだと思いますが、久留里線の終着駅「上総亀山」を目指している最中なのです。
久留里線と言えばタブレット交換で有名ですが、まあそれはさておき、ディーゼルなのですなあ。
電車だと、遠くからでも架線が見えて、あ！あっちに線路がある、あっちに向かえば駅もあるはず！となるのですが、
奈何せんディーゼルだと架線がないのでそういうヒントがないわけです。
だからこの、駅はあっちの看板が目印です。
しかし本当にこっちでいいのか多少不安になります。
間違えて竹林に乗り込んでしまいそうです。
そう、私は方向音痴。
こっちでいいのかねいいのかね、と歩いていたところ、この竹林の陰から君津市のコミュニティバス
「せせらぎ号」が出現したりなんぞしました。
バスが通ってるからきっとこっちで合ってる筈、という自信を得ることができました。
※そもそも看板がこっちだよと言っているというのに。
※方向音痴は疑り深い性格だからなのかもしれない。
進んだ先には商店がありましたが、やっているのかやっていないのか分からない雰囲気です。
でも、ほら日曜だし。日曜はお休みなのかもしれないし。と自分を奮い立たせます。
そしてまた看板発見。
これは私のように、バス停から駅を目指す人のためにあるのでしょうか。
良く考えたら看板があるって非常に親切なことですよな。
観光地だと初めてその土地来る人がたくさんで、まああってもなんとも思いませんが、
そういう場所でない亀山に看板があるというのは良いお話。
もう少しでグーグルマップと戦うところでした。
しかしまだ駅は見えませんな。
これ道を一本間違えると夜までたどり着けない、というか夜になったら恐らくこの界隈は暗くなるのでもはや辿りつけなくなることでしょう。
むう。
まあ、最終手段として、地元の人に聞くというのがありますけど。
自分がこの辺りをうろうろしてた時、人に出くわすことはありませんでした。
あ、ドラム缶。
あのドラム缶が何のためのものなのか知ってる人は都会の育ちではないですな。
そうですゴミ燃やすためのドラム缶です。
昔は自分の家でもいろんなもん（常識的に許される範囲のもの）を燃やしてました。
最近はやったら怒られるらしくて、ドラム缶も朽ちてしまっています。
結構面白かったんだけどなあ。
調子にのってなんでもひょいひょい燃やしてました。
最近はライターも子供が着火できないようにしたりとか、コンロもＩＨになったりして、
火すら身近なものではなくなってきてますな。
そのうちデジタル花火とかでるのですかでないのですかもうでてたりします？ｗ
空き地とドラム缶を左手に見やりながら更に進むと、やっと出くわしたよ線路の端っこ。
線路に出会うことさえできればもう安心ですよ。
あとはその線路の伸びていく方に向かえばいいわけでして。
所用時間はのんびりだらだらでバス停から約10分というところでしょうか。
無事駅に到着しました。
もう既に列車が待ち受けています。
上総亀山駅は久留里線の終点ですじょ。
久留里線の列車にはタヌキのイラストがあしらわれていますが、
これは木更津のお寺「證誠寺 」のたぬきですぞよ。
え、なにそのお寺？という人もいるかもしれませんが、タヌキの歌が有名でして。
こちらをご参照くださいな。
歌詞を見れば、あああれね！と納得すると思います。
狸囃子だけがやたら有名になっててお寺の存在が忘れられてしまうという。おおう。まあよくあることか。
車両の正面の幕、ＪＲマークを取り囲むようにタブレットが描かれています。
首都圏のタブレット路線としても久留里線は有名ですよな。
ただしもう無くなってしまいますけども。
これを見るとそうか久留里線自体もタブレットを売りにしていたのか～と納得します。
このあたりだとタブレット交換は中々お目にかかれないので、貴重なわけですが、
だがしかし勝手にその様子を写真に撮ることに対して職員の方は結構怒ってるみたいです。
その旨が上総亀山駅に書いてあったので、是非とも見に行ってみてください。
かなりおとろしかったので、うｐしませんｗ
そんなわけで上総亀山から久留里線で木更津に向かいます。
いい感じに夕方になってきましたね。
窓が汚れてるお蔭で差し込んでくる光が淡い感じになってますｗ
久留里線、乗るのは初めてではないです。
大学一年の頃に木更津に遊びに行って、その時に久留里まで往復してきました。
鉄道の知り合いではなく、読書の方で仲良くしてもらってた年上の女性が木更津在住だったので横須賀線でびゅーんとやってきたのです。
最近連絡してないけど、元気かなあ。
自分から見たらものすごく丁寧に本を読みこむ人で、論争に巻き込まれやすい小説家の本を精読して
それに関する考察をネットに挙げていたため、本人も論争に巻き込まれかけてました。
遊びに行ったときは旦那さんと仲良く出迎えてくれたのにその後旦那さんが急死してしまったという。
それで色々忙しくなってしまってＨＰも終ったので、交流がなくなってしまいました。
金子光晴のサイン本とか貰ったりしたのはいい思い出。
まあ、そんなこともあるので、久留里線は自分にとって思い出深いし、そもそも上京してすぐくらいに乗りにきたので、
首都圏での鉄道遊びの原点と言えるかもしれません。
久留里まではちゃんと起きてて、おおこれで久留里線一通り乗ったことになる！と喜びましたが、
その後の記憶はうつらうつらになりました。
横田とか祇園とか覚えてるような覚えていないような。。ｚｚｚ
なにはともあれ無事に終点木更津に到着。
これでめでたく久留里線は全部乗れたということです。
ありがたやありがたや。
さて、木更津について次はどこに乗るのとかそれ以前に私はお腹がすいているのですよ。
お腹すいたらご飯食べるじゃろ。
ご飯に向かって、
つづく。
途中有料道路を通ったのですが、いつ有料道路に入ったのか分からず、でも確実に料金所を通っているのを目撃しまして。
これはどういうことなのだろうと思って携帯でグーグルマップの力を借りました。
どうやら鴨川有料道路というところを通っていたのですね。
んで、通行券とかそういうのがなくて、その有料道路の片側に関所の如く料金所があるという。
安房鴨川方面に向かう人は有料道路に突入する前にお金を払い、
逆に安房鴨川方面から向かう人は後払いという仕組みなのですな。
これは凄い。
車乗る人にしてみれば常識なのかもしれませんが、免許（しかもＭＴだぜ）を持っているけど普段車乗らないし
有料道路で一番親しみ深いのが北陸自動車道という人間なので、ちょっと興奮しました。
廃道、酷道マニアはたまに見かけますけど、世の中には有料道路マニアもいたりするのでしょうか。
面白い有料道路を紹介してほしいっすな。
んで、おお！いつの間にやら有料道路！という喜びを感じつつ、降りたのはここ。
標識の後ろにバス停がありますよ。
亀山・藤林大橋というところです。
中黒点は東急東横線の「元町・中華街」みたいですな。
亀山というのがバス停に含まれている点がお味噌です。
なんでここで降りたのか、目的もなく降りるわけもなく。
それは今から乗りたい路線の終着駅の最寄りバス停だからですよ。
駅から駅へバスでの接続を試みたわけです。
近くには亀山ダムなんぞもあり。
季節ごとに素敵な景色を見せてくれることでしょう。
バス接続にしたからこそ、鉄道だけでは知りえない景色も見れるという点ではお得ですなあ。
ちなみにバス代は800円。
安いのか高いのか難しいところ。
でも、有料道路通ってるし、バス自体も高速バスのやつで快適だし、まあそれくらいが妥当なのでしょう。
周りの景色にうっとりしてるのも良いのですが、何せ地図がありませんからね。手元に。
余裕持ってはいますけど、駅にたどり着けなかったら列車は私を待ってはくれません。
行けばなんとかなるさという気持ちで来たわけですが。
この道の先に駅はあるのか、がくがくぶるぶる。
亀山連呼でお気づきだと思いますが、久留里線の終着駅「上総亀山」を目指している最中なのです。
久留里線と言えばタブレット交換で有名ですが、まあそれはさておき、ディーゼルなのですなあ。
電車だと、遠くからでも架線が見えて、あ！あっちに線路がある、あっちに向かえば駅もあるはず！となるのですが、
奈何せんディーゼルだと架線がないのでそういうヒントがないわけです。
だからこの、駅はあっちの看板が目印です。
しかし本当にこっちでいいのか多少不安になります。
間違えて竹林に乗り込んでしまいそうです。
そう、私は方向音痴。
こっちでいいのかねいいのかね、と歩いていたところ、この竹林の陰から君津市のコミュニティバス
「せせらぎ号」が出現したりなんぞしました。
バスが通ってるからきっとこっちで合ってる筈、という自信を得ることができました。
※そもそも看板がこっちだよと言っているというのに。
※方向音痴は疑り深い性格だからなのかもしれない。
進んだ先には商店がありましたが、やっているのかやっていないのか分からない雰囲気です。
でも、ほら日曜だし。日曜はお休みなのかもしれないし。と自分を奮い立たせます。
そしてまた看板発見。
これは私のように、バス停から駅を目指す人のためにあるのでしょうか。
良く考えたら看板があるって非常に親切なことですよな。
観光地だと初めてその土地来る人がたくさんで、まああってもなんとも思いませんが、
そういう場所でない亀山に看板があるというのは良いお話。
もう少しでグーグルマップと戦うところでした。
しかしまだ駅は見えませんな。
これ道を一本間違えると夜までたどり着けない、というか夜になったら恐らくこの界隈は暗くなるのでもはや辿りつけなくなることでしょう。
むう。
まあ、最終手段として、地元の人に聞くというのがありますけど。
自分がこの辺りをうろうろしてた時、人に出くわすことはありませんでした。
あ、ドラム缶。
あのドラム缶が何のためのものなのか知ってる人は都会の育ちではないですな。
そうですゴミ燃やすためのドラム缶です。
昔は自分の家でもいろんなもん（常識的に許される範囲のもの）を燃やしてました。
最近はやったら怒られるらしくて、ドラム缶も朽ちてしまっています。
結構面白かったんだけどなあ。
調子にのってなんでもひょいひょい燃やしてました。
最近はライターも子供が着火できないようにしたりとか、コンロもＩＨになったりして、
火すら身近なものではなくなってきてますな。
そのうちデジタル花火とかでるのですかでないのですかもうでてたりします？ｗ
空き地とドラム缶を左手に見やりながら更に進むと、やっと出くわしたよ線路の端っこ。
線路に出会うことさえできればもう安心ですよ。
あとはその線路の伸びていく方に向かえばいいわけでして。
所用時間はのんびりだらだらでバス停から約10分というところでしょうか。
無事駅に到着しました。
もう既に列車が待ち受けています。
上総亀山駅は久留里線の終点ですじょ。
久留里線の列車にはタヌキのイラストがあしらわれていますが、
これは木更津のお寺「證誠寺 」のたぬきですぞよ。
え、なにそのお寺？という人もいるかもしれませんが、タヌキの歌が有名でして。
こちらをご参照くださいな。
歌詞を見れば、あああれね！と納得すると思います。
狸囃子だけがやたら有名になっててお寺の存在が忘れられてしまうという。おおう。まあよくあることか。
車両の正面の幕、ＪＲマークを取り囲むようにタブレットが描かれています。
首都圏のタブレット路線としても久留里線は有名ですよな。
ただしもう無くなってしまいますけども。
これを見るとそうか久留里線自体もタブレットを売りにしていたのか～と納得します。
このあたりだとタブレット交換は中々お目にかかれないので、貴重なわけですが、
だがしかし勝手にその様子を写真に撮ることに対して職員の方は結構怒ってるみたいです。
その旨が上総亀山駅に書いてあったので、是非とも見に行ってみてください。
かなりおとろしかったので、うｐしませんｗ
そんなわけで上総亀山から久留里線で木更津に向かいます。
いい感じに夕方になってきましたね。
窓が汚れてるお蔭で差し込んでくる光が淡い感じになってますｗ
久留里線、乗るのは初めてではないです。
大学一年の頃に木更津に遊びに行って、その時に久留里まで往復してきました。
鉄道の知り合いではなく、読書の方で仲良くしてもらってた年上の女性が木更津在住だったので横須賀線でびゅーんとやってきたのです。
最近連絡してないけど、元気かなあ。
自分から見たらものすごく丁寧に本を読みこむ人で、論争に巻き込まれやすい小説家の本を精読して
それに関する考察をネットに挙げていたため、本人も論争に巻き込まれかけてました。
遊びに行ったときは旦那さんと仲良く出迎えてくれたのにその後旦那さんが急死してしまったという。
それで色々忙しくなってしまってＨＰも終ったので、交流がなくなってしまいました。
金子光晴のサイン本とか貰ったりしたのはいい思い出。
まあ、そんなこともあるので、久留里線は自分にとって思い出深いし、そもそも上京してすぐくらいに乗りにきたので、
首都圏での鉄道遊びの原点と言えるかもしれません。
久留里まではちゃんと起きてて、おおこれで久留里線一通り乗ったことになる！と喜びましたが、
その後の記憶はうつらうつらになりました。
横田とか祇園とか覚えてるような覚えていないような。。ｚｚｚ
なにはともあれ無事に終点木更津に到着。
これでめでたく久留里線は全部乗れたということです。
ありがたやありがたや。
さて、木更津について次はどこに乗るのとかそれ以前に私はお腹がすいているのですよ。
お腹すいたらご飯食べるじゃろ。
ご飯に向かって、
つづく。