こんばんはフリーランスナース・河合利恵（ももい）です。
お年寄りや障がいをお持ちの方の
介護保険対象外の柔軟な生活支援サービス
「フリーダムケア・ももい」を運営し
生と死 、性、セクシャリティを伝え
後悔しないセカンドステージの過ごし方
「生きる」を学ぶスクール 「Freedom Heart」を主宰しています。
前回の記事
繋がるのですが
結婚40年、いわゆるベテラン夫婦の
ももい家って
殆ど会話のない夫婦なんです（笑）
と、言うか会話比率は、数値化すれば
ももい3：パートナー7
パートナーの方がしゃべる状態です。。。
ちなみに、わんことはたくさんおしゃべりします
もちろん、最初はそうじゃありませんでした。
夫婦は、家庭は会話がバロメーター
と、信じておりました。
同じく、仕事をしていても
休みを合わせるとか・・・・・
そうじゃない場合は
家事とか食事とか、居ない「穴埋め」を
必死で埋めておりました。
それが、良い妻で、良い母で
普通の家庭なんだと、信じて疑わず
なによりも、わたしの憧れの家庭でした。
なんでも一緒がいい。
そしてそれが普通。
じぶんの思っていることは
いっさいがっさい、伝えられる方がいい。
けれど、純粋に「それだけ」ならOKだけれど・・・
高じてくると
わたしは、すべて伝えているからこそ
貴方もわたしに、忠誠を尽くすべき。。。
それに見合う、反応があるでしょ
と・・・・、結局じぶんの思うような反応や言動を
要求してただけ。
これを、会話の多い夫婦、家庭は良いということに
すり替えていたことに気が付きました。
特にわたしの場合は、
ぴったり100％が基準だから
ミリ単位のずれも許せなくて
不満や悩みを、どんどん生産していました。
やれば、やるほど沼の中に
ずぶずぶとハマる図式です。
で、わたしの場合、鬱になって
ほんとうに、なんにーもやれなくなって
それが出来なくなりました。
今も当時の記憶をたどると
実は空っぽというか
無味無臭の期間で、抑揚がまったくない
1本の線、というのが実感です。
どこかでじぶんが勝手に創りあげた
理想のために、無理やり感情を高ぶらせたり
ピンピンに張り詰めさせていたのだと思います。
もちろん、その時期は
急性期といって一過性で、回復しだすと
情けなさや、惨めさや、ひとを恨む気持ちとか
感情は動き出してきて、苦しかったけれど、
あの急性期の感情の「凪」は
わたしのスイッチを入れ替えてくれたように感じています。
鬱は感情が障害される病気です。
わたしは、一旦その感情を
ショートさせるために、鬱になったようなものです。
そして今は、夫婦の会話は激変しました！
鬱を機に、わたしの中に・・・
何でも知って、分かり合えなきゃ・・という
情念みたいなものが途切れたので
会話は激減したのだと思いますが
むしろ圧倒的に、旦那さんからの会話が増えたのです。
もちろん、わたしが留守とかするから
困るから・・・もあるんだろうけれど（笑）
以前は反応の薄かったパートナーでしたが、
いろんな話をするようになりました。
で・・・・・
今さらなんですが、結構、的をついて
思いやりも十分にあるんです。。。。
とにかく長く夫婦やってて、思うことは
わたしが先に病んで良かった
逆だったら、わたしは更に暴走してたでしょう
結婚40年。
19歳と24歳で一緒になって、お互いが
親に育てられ、出会うまでの年月の倍を
このひとと過ごしている事実。
そこには単なる事実しかないのですが
その中にパートナーシップの「肝」が
沢山ある。
だからね、誰かのとか、普通はとかに
目を向けるのではなく、
じぶんとパートナーとの歩みに
目を向けられるといいなーと
お節介な老婆心で思っています。
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