そしてもう一つ
触れると言う感覚も
最期まで残ると言う。
わたしが看護師として
経験した数多くの別離の場面で
看護師は何が出来るのだろうか?
看護師はモチロン患者さんを中心にケアをする。
余命のカウントダウンが
開始された時点で
ケアの重きは、徐々に家族にシフトする。
看護師は患者さんにも家族にも
多くの声をかけ、カラダに触れる。
そして、患者と家族の間で
声をかけ、会話をして
カラダに触れる。
その時を持つことを伝える。
橋渡し、繋げること
それが一番の看護師が出来る事だと
今は思っている。
声をかけ、カラダに触れる。
触れた時の感覚と温もりを感じる。
この営みは
セッ クスも含めた
人が求めている本質的な欲求と同じ。
セクシャリティは性、生、存在
そして温もりを求める旅
セクシャリティのフォローアップ講座にて
再びその世界観を感じ
更に、わたしが望む世界があるのだと
感じた。
何よりわたしが
1番求めている世界なんだなぁ。
人は、望んでいる場所へ必ず戻る。
まるで帰巣本能のように
わたしは再び看護師の方向に
シフトしていくのだろう。
病院や施設ではない
地域や家庭の中で
セクシャリティを意識して
看護に携わろうと思っている。
地域に根ざした
ホスピスを創ることへのお手伝い
心意気を語るのは
新年1月7日です