心理カウンセラーの松山です。
以前から「こんなサイトがあったらないいな」と思っていたオウンドメディアを立ち上げました。
私は大学を卒業しサラリーマンを約10年やって、その後会社を辞職し、カウンセラーの資格をとって、カウンセリングの道に入りました。
会社員時代に、心理学に興味はあったといえばありましたが、フロイトだユングだと言われても、頭の中は「???」で、まったく知識はありませんでした。
会社を辞めて、産業カウンセラーの資格をとる時に、ペーパーテストがありますので、試験に出るであろう「心理学用語」を必死に覚えました。
その時、ユングやフロイトについて講座のテキストを通して、少し学びました。
でも、ユングやフロイトが、どんな人で、どんな生き方をして、どうやって彼らなりの心理学を生み出していったのかは、ほとんど知りませんでした。
まして彼らが書いた「原書」を読むこともありませんでした。
特に、「カウンセリングの神様」と言われて、カウンセリング技法(来談者中心療法:Person-Centered Therapy)の基礎になっている「カール・ロジャーズ」がどんな人生を送って、どんな人だったのかは、資格試験勉強当時、知識はゼロでした。
カウンセラー養成講座で、「受容」「共感」「一致」と、繰り返し習い、ロールプレイもやりました。
でも、それを「カール・ロジャーズ」が、どんな経緯で生み出しいったのかは知らなかったのです。
…もしかして、習っていたかもしれませんが(笑)
カウンセラーの資格をとった後、時は流れ、ある仕事で企画をたてるために、ユングやロジャーズの「原書」を読む機会がありました。
それはもう、お恥ずかしい話ですが、
必要に迫れて、です…σ(^_^;)
その時、ロジャーズが、ある「小さな出来事」をきっかけとして、「クライアントを中心としたカウンセリングのほうが、本当の心理療法になるうる」と来談者中心療法に舵を切っていった経緯があることを知りました。
(その出来事は、こちらに書きました)
↓↓↓
http://www.psychologytopics.info/blog/psychologist/carl-rogers/
こうした背景や経緯を知って「納得できていると」、「受容」「共感」「一致」にも深みが出てくるのかなと感じました。
大学時代に心理学部などで4年間、みっちりと基礎的な知識を身につけていたらよかったのですが、脱サラ「カウンセラー」の私としては、フロイト、ユング、アドラーなどの偉大な心理学者たちの理論について、あまり知識がなかったのは、カウンセリングの現場に出た時に「弱みになるかな!」と感じました。
というのも、クライアントさんは、「カウンセラーなんだから知ってるでしょ」と、普通に思っているからです。
例えば、カウンセリングに入る前の、まだ挨拶を交わしながら雑談をしている時に、
「最近、アドラーの本を読んだですけど、
アドラーの目的論って、なんですか?」
と、聞かれた時に、
「アドラーの目的論は、なんですかって、思うのですね」
なんて「くりかし」で返したら、クラアントさんは目が点になるでしょう(笑)
(◎_◎;)
カウンセラーが「えっ、それは…」と言葉につまってしまったら、ラポール(信頼関係)形成の、ちょっとした「つまづき石」になりかねませんね。
実は、私はそれで何度か、つまづいた経験があります。
<(^ー^ι)
ということで…、心理学を学び始めて、まだ日の浅い方が対象になると思いますが、
などなど、少しでも、皆さんのお役にたてればと思います。
記事数はまだまだ少ないですが、充実したサイトになるように、がんばりますので、
『こころのおはなし。』
http://www.psychologytopics.info
どうぞよろしくお願いいたします。
(^人^)
For your peace of mind.
心理カウンセラー 松山淳(まっつん)