オーガニックの日焼け止め、無添加の日焼け止め、ノンケミカルの日焼け止めといった各種アイテムを無条件に「身体に優しい」と考える人がいますが、そういった無条件のオーガニック・無添加・ノンケミカル信仰は今すぐ捨て去ってしまったほうがよいでしょう。

オーガニックに関しては、原材料の一部のなかに「オーガニック」といえる植物成分が使われていることだけは確かですが、その植物成分だけで日焼け止めを作ることはできません。

ですから、オーガニックの日焼け止めというのは、それが日焼け止めである以上、どこまでもいってもオーガニックであることができません。

無添加というのも同様であり、「医薬部外品・化粧品」に属する日焼け止めにおいて、「完全に無添加」などということはまずありえません。「指定成分が無添加」なのであって「指定成分以外は添加」されているのが無添加の日焼け止めの真実です。

ノンケミカルの日焼け止めに関しては言わずもがな「紫外線吸収剤を使用していない」というだけであり、「紫外線吸収剤以外の化学成分はいくらでもなんでも使っていてもノンケミカルを名乗ることができる」のですから、この言葉自体を滅ぼすくらいの気持ちで臨むのがちょうどいい虚偽でしかありません。

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