ふと、目が覚めた。

天井を見ながらボーっとしていると、数秒後、弱い地震を感じた。

ただ天井を見続けていた。

しばらくしても地震は収まらず、長い地震だと思った。

だんだん揺れが大きくなって、けっこう大きな地震だなと思った。

東京出身で地震の経験が多いので、余裕だった。

と、突然、揺れが大きくなった。

10階建てのマンションの5階の部屋は、ギシギシと軋む音をたてた。

本能で恐怖を感じた。

今まで自分が経験した地震とは、レベルが全然違うことを理解した。

大きな揺れは、とても長い間続いたと感じた。

家が崩れると思った。

外に逃げなければ、と思った。

でも、体が動かなかった。

自分の死の瞬間がやってきたと思った。

揺れが収まった。

すぐに飛び起きた。

電気はつかなかった。

すぐに東京の実家に電話をかけた。

東京が震源だとおもった。

東京が壊滅しているとおもった。

何回ならしたかわからないくらい、ベルをならした。

姉がでた。

大丈夫!?と、姉に尋ねた。

何が?と、姉が答えた。

大阪で大きな地震があったことを伝えた。

とりあえず、私は無事であることを伝えた。

東京が壊滅していなくて、安心した。

電話を切った。

また、布団に入った。

すると、不思議な感覚に襲われた。

体の中をたくさんのものが通り過ぎる感覚があった。

初めての感覚だった。

眠りに落ちた。