ようこそ、私のブログへ。

そして、おかえりなさい。

 

 

寂しい気持ちを大切にする,

自爆系恋愛の救世主

 

心理カウンセラー 石黒アサミ です。

 

 

桜も咲き始め、春めいてきたなぁ〜と心がホップステップしている今日この頃です。

アナタはいかがお過ごしですか?

 

 

さて、4月のブログテーマ

 

 【恥】

 

ということで見切り発車で発信してみたのですが、

ワタシがなぜ【恥】を取り扱っていこうと決めたかというとある方の助言でした。そして、それを受けてから【恥】の感情を調べ詳細を知っていくことで

 

 

 

『もっと知りたい!理解したい!』と探究心が止まらなくなったからです。

 

 

そう、パンドラの箱を目の前に出してもらって

ワタシはそれを疑うことなくガバッと開けたんですよ。

恥じらいもなく〜。

 

 

 

で、実はこの、【恥】(シェイム)って

自覚しにくい感情なんですって。

 

 

 

例えば、初対面の大勢の中での場面。

自分の行動は人からどう思われるかな。。。

とりあえず、一番端すみっこで、目線はスマホ、言葉は発せずと・・・

 

 

「恥ずかしい?」

 

 

ワタシも言われてみて初めて

「えっ?あっ!恥ずかしいから素性がバレないように隠しているんだ!!」ってわかったことがあります。

 

 

そして、この【恥】は隠されているがゆえに破壊力が抜群で取り扱いもとっても難しく、

 

【恥】が心の奥に居座っていると・・・

自己否定感に襲われて最終的に「自爆」って流れが・・・

想像つきますよね。

 

 

我々、自爆系恋愛女子にはラスボス的な感情なんだろう〜

 

 

今日はまず、この【恥】の歴史をみていこうと思います。

(結構長くなりそうなのですがお付き合いくださいませ)

 

 

 

はい、シェシェシェのシェーーーーイム!!!

 

 

 ルース・ベネディクト 「菊と刀」

 

 

【恥 本】でヤほー検索してこの本が出てきました。

 

ルース・ベネディクト 「菊と刀」

 

と言うわけで、つべこべ言わず、

この本の概要を紹介したいと思います。

 

 

ルース・ベネディクトさんはアメリカ人女性。

第二次世界大戦時に戦時情報局から大日本帝国の行動パターンを徹底分析するよう命じられたんですって。

で、1946年、「菊と刀」出版。(特殊な状況下で記載されたものなんで、今でも大きく賛否が分かれているみたいですが、浮かび上がる、典型的日本人といえる。らしい。)

 

 

 

 

 「異常なほど【恥】を恐れる国民」

 

 

拝見した中でもワタシが最初に取り上げて行きたいのがこれ、

 

 

「異常なほど【恥】を恐れる国民」って書かれてたんです。

 

 

ところで、あなたは人前で笑われたり批判されたり自分の夢を語ってバカにされたり、拒絶されたりした経験はありますか?

 

もしあるようなら当時の光景や感情は覚えてますか??

自分を非難したり自信を失ったり何日も塞ぎ込んでしまったり・・・

そんな思い出でしょうか。

 

きっと恥ずかしいと感じることも恥じているので、

このあたりも全部含めてきっとこころの奥底に沈めて隠したんじゃないかと。

 

 

だから、【恥】を過剰に恐れる。だって傷つくのが嫌だし怖いですから。

 

 

 

そして、日本人は失敗することや人から悪く言われたり拒絶されたりすることにひどく傷つきやすい。と。

 

 

 

えっ??そうなの??

日本人がひどく傷つきやすいのってなんで・・・??

 

 

 

 

 日本人は名前に対する義理を追っている

 

 

 

自分の名前に傷がついたり汚されたりするのを異常なほど嫌がる国民

 

多くの日本人は自分はこうありたいという美意識があって、

それを自らの手で汚すこと、または他人の手で汚されることが許されないと考えているんですって。

 

うん、確かに。

 

汚名返上、名誉挽回、

名のつく四字熟語って結構あるかも。。。

 

 

 

 

 自分を汚すものは自分の中にある

 

 

 

そして、諸外国は他人に失礼な言葉を言われても

本人が侮辱だと認めない限り本気で受け止めることはないっていうんです。

 

 

 

「わお。そのあたりでもう差がある気がする・・・」ってワタシは感じたのですが、

アナタはどうですか?

 

 

 

例えば・・・・

____________________

 

 

「その変な髪型どしたの?」

 

『えっ?そう?これワタシは気に入ってるの〜みてみて〜このあたり!』

 

_____________________

 

ってリアクション返せるのって、海外ドラマの女子ぐらいじゃないかって。

 

 

 

日本人ならば、、、

 

_____________________

 

「その変な髪型どうしたの?」

 

「えっ・・・変?どうしよう・・もう穴があったら入りたい・・・。涙」

 

ってプチパニックを起こしてしまう人の方が大半なのでは?

 

_____________________

 

 

ちょっと話がずれましたが、

諸外国の方は

人間を汚したり価値を貶めたりするのは誰かの悪口、嫌がらせ、批判ではなく

本人の内側にある思考や感情であって、

自分を汚すものは自分の中にあるって考えなんですって。

 

 

 

 

ほほう。。。どうしてこんなに違うのか。。。

 

 

 

 欧米は罪の文化、日本は恥の文化

 

欧米は罪の文化、日本は恥の文化と言われてると。

 

 

罪=自分のなかにある絶対的な道徳基準に従う文化

キリスト=神様がみている視線の内面化で、

一人一人が自らを律して良い行いをするようになる

たとえ不道徳な行いがあっても正直に話せば神から許してもらい心の安らぎを得る

 

 

恥=物事の評価判断基準が世間に設定されている文化

道徳基準、常識に反るす行動〜恥ずかしいことだと強制力がはたらいており

それによって社会の秩序が保たれている=そのルールに沿って過ごす人を仲間といい=空気がよめる、気配りができる、賞賛が与えられる、

 

 

結果、世間の前で

恥をかかない、笑われない、仲間外にされない、を過剰に意識しながら生きていく傾向がある。と。

 

 

罪の文化

両手を胸の前で組んで下を向きつつ

「ワタシは罪を犯しました。・・・神様・・・・ごめんなさい。・・・心を入れ替えます」

と神父の横で箱に入って話をしている人

 

 

一方、

 

恥の文化

撮影陣の前で謝罪会見をして

「この度はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」と言いながら深々と頭を下げたところをパシャパシャととられる人

 

 

 

わぁ〜〜〜〜。納得〜〜〜〜。

 

 

 

 かたじけない

 

ワタシはちょっと前まで何かをもらったり、与えられたりすると

 

「すみません」ってすぐに返してました。

 

 

類義語では「忝い・辱い(かたじけない)」ってありますよね。

 

 

これは、

「私はあなたから恩恵をいただけるほど大した人間ではありません、

だからこれを受け入れてしまうのがとても恥ずかしい」

といったニュアンスらしいです。

 

 

この言葉からいかに日本人の精神のなかに、恥という概念が刷り込まれているかっていうのを感じますよね。

 

 

確かに、時代劇でもお侍さんがよく言う言葉は

 

 

「かたじけない」だったなぁ。

そもそも、それ以外でありがとうを伝える言葉があったのかな・・・。

 

 

今なら与えられたものに対して素直に

「ありがとうございます」って言えるようになったし、

その言葉があること、それ自体がありがたいですわ。

 

 

 

【恥の文化の日本】

日本人は失敗することや人から悪く言われたり拒絶されたりすることに対してひどく傷つきやすい

 

 

うん。。まさにワタシは本当その通りだ。

 

 

 

 

もしも今、ルース・ベネディクトさんにお会いできたら、

 

ここまで紐解いてもらって

 

 

 

「かたじけない」じゃなくて、

「ありがとう」って心から伝えたいです。

 

 

 

(今日は「恥」って何回使ったんだろうか・・・)

 

 

 

では、今日はこのへんで、

またお会いできるのを楽しみにしてます!

ごきげんよう♪