こんばんは。
Earth Ring Project のメンバーのイッチーです
昨日のバイト中、Earth Ring Project のメンバーのみかをから
「ソーラー発電や風力発電で世界一のシェアを誇っていたのに、
現在ドイツとかにぬかされているのはなぜですか」
という質問がありました。
まぁ僕が知っている限りだと、
この問題の最大の理由は
自然エネルギーの買い取りの制度
だと言われています。
日本の自然エネルギー普及のための法律に、
RPS法(電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法)
というのがあります。
この法律は、新エネルギーによる発電を事業者に義務付け、
自社で自然エネルギーを発電することや、
他の自然エネルギーの発電事業者から
自然エネルギーを購入するように勧めています。
そして、新エネルギーの供給量の目標を定めています。
しかし、
問題点は
新エネルギーの供給量の目標の低さ
なのです。
この法律によると、
2014年度の新エネルギー発電量目標が
電力供給量の1.63%
なのです。
つまり、
新エネルギーに発電に力を入れなくても良い
と言っているようなもの
と言えるんですよね。
一方、ヨーロッパの制度を見てみると、
というものがあります。
こちらは、ドイツをはじめ、
ヨーロッパ各国で今普及しつつある制度なのですが、
この制度の凄い所は、
送電会社が自然エネルギーを
固定価格で買い取る
所にあります。
どのぐらいの値段で買い取られるのかというと、
ドイツの場合だと
通常の電力料金の2~3倍、
スペインの場合
通常の電力料金の2~3.8倍、
ギリシャの場合だと
なんと、
通常の電力料金の5.7~7.1倍、
で電気を買い取ってもらえるのです!!
こうした買い取り制度のおかげで、
企業だけでなく、自宅にソーラーパネルや
風力発電機を設置する所が増えているのだそうです。
また、
導入目標も高く、
ドイツでは2030年までに45%、
イギリスは2020年までに20%、
スウェーデンは2020年までに50%
など、高い数字を掲げています。
ちなみに、話し忘れていましたけど、
ドイツでは固定価格買い取り制度は
2000年の再生エネルギー法を通じて確立されましたが、
その成果として、
2005年末には総電力量の5%が
自然エネルギーとなった
そうです。
さらに、
2002年の時点で、自然エネルギーで、
8000万トンの二酸化炭素が
削減された
そうです。
この数字は、日本の京都議定書の
削減目標である7800万トンの
二酸化炭素削減量の数値以上
なので、びっくりですよね
うーむ、これじゃ、外国の方が普及するのは当り前ですよね。
そして、普及している国の発電機製造メーカーのシェアが
外国の現地の会社の方が高くなるのは当り前ですね。
(輸入するよりも現地で作った方がいいだろうし。)
うーむ、なんとも言えませんね。
なので、
もし日本で今後自然エネルギーを
爆発的に増やしたいのであれば、
固定価格買い取り制度
を導入するしかないでしょう。
こんな、凄い公約を掲げてくれる政治家が出てきてくれたら、
日本の未来も変わるのだろうになぁ…
こうなったら、俺がそんな政治家になりますか!?
なーんてね(笑)