〜沁みる、赤〜真正極楽寺・真如堂〜 | 〜白い風の囁き・京都洛北のちょこっと田舎暮らしの日記〜

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気がつけば
この星に生まれて半世紀以上が過ぎ、

アラカンと言われる年代に近づいてまいりました。

日々のつれづれや
お?っというような発見や
寺社で感じたことなど

ユル~く気ままに綴っているブログです。



こんにちは
Earth Dragonです。



先週、巡ってまいりました紅葉ツアー


京都、と申しましても
思い立ったら、即、行ける場所で🛵
散策できる広さの境内と



なんなら
特別公開なり
秘仏や秘宝の期間限定拝観なり


この時期のみの
ラッキーな恩恵にもあずかれると
尚、良し👌ですよね〜



ですが
行列しているうちに
時間を過ごしてしまうロス



ゆっくり観ることが許されない
流れ作業のような状況



こういうのは
非常に勿体無いと思ってしまうタチなので



あまりにも
有名すぎるところはハズしておりますので



どうしても
北区、左京区、上京区あたりが
メインになってしまいます爆笑



今回は真如堂さんです





もみじ情報のサイトさんでは
一部見ごろ、のサインでしたが



私は、それなりに
充分、愉しませて戴きました


ピーク時はとんでもないコトになりますし
早めに、空いてるうちに爆笑


実はこの日は
吉田神社さんの方からテクテク登って来て





こちら側へと降りてきたので
ちょっとした運動にもなりましたよニヤリ



種類にもよるのか
確かに紅葉はところどころ、でしたが



ピーク時ではないからこその
緑、黄色、オレンジ
緑から赤へのグラデージョンなど



多色の樹々と空の青の対比や
夕陽による自然のライトアップに煌めく様は本当に目にしみるような美しさで心が震えました



全てが燃えるような赤に包まれる時季とはまた違った、移ろいゆくプロセスそのものの美しい調和を愉しませて戴きました



花であれば満開
まさしく満ち満ちて開く
咲き溢れる艶やかな瞬間



紅葉であれば
枝から離れる準備を整えるその前あたり



「散る直前」というタイミングが
1番美しいときなんだろうな〜などと
しみじみ眺めておりました



当然、その時々、段階ごとの美しさ
その時、その瞬間でなければ
観ることのできない美しさが在るし



どこに
何を観るかでも「美しさ」は多様なのです




桜吹雪の様に
散る様まで幻想的なものは特別だけれど



色褪せ、干からびた花弁や
朽ちて変色し、穴が開いた落ち葉にも



侘びとか寂びとか
無常みたいなこととか



また艶やかに美しく咲くために散る

世代を繋ぐ為に散っていく




宇宙の道理

自然のことわりといえば
ただ、それだけのことだけれど



ヒトも同じだな〜と感じる


私たち人間もそのことわりに沿っていて
生まれてきて、そして死んでゆく



生まれてきてから死ぬまでの間を
「生きる」わけだけれど



死ぬ為に生まれてきて
また生まれる為に死ぬ



死ぬ為に生きてるってことなんだな、って



🍁ひとくちにと言っても
オレンジがかった黄色味の赤
紫から黒味がかったバーガンディっぽい赤
ピュアな赤、真紅....



様々な個性の赤の競演なので
観ていて飽きることがなく



口紅のキャッチコピーを思い出したりしていて



例えば
「センシュアルな赤」だとか


私の今年の口紅の印象は

オレンジ〜テラコッタ
ブラウンのバリエーション
小豆とかプラムとか深く濃い赤紫系
正統派の真紅



目の前に拡がる様々な赤の波

桜とは
また違う響きに胸が震えるほど歓んでいる



この景色を
観ることができるという幸せは



この国を選んで生まれてきたこと
この国で今、生きていることへのご褒美に違いないと嬉しくなる



あなたも
そう思われませんか



年齢を追うごとに
日々の中で感動することが減ってきた様な気がしていました



「あたりまえでないこと」を
「あたりまえ」にしてしまっていた


気がつくのは
悲しいかな、何かが起きた時に思い出す
というカタチで、ってのが多い



けれど

観て、聴いて、触れて


やってみて、失敗もして
嫌な思いも、嬉しい思いもたくさんしてみて



響いたり
震えたりする何かが自分の中にまだ在る
という認識が新たになると



死ぬまで生きる
という覚悟もまた、新たになる


秋が終わらないと冬が来ない


冬支度が忙しくなる前に
ご褒美の秋を愉しみませんか


紅葉に生死、命のバトンを感じるのも
私の中の蠍座が反応してるんだな〜って
それもまた、愉しくなりました


今日も
おつきあいを有難うございました

Happyな1日を〜