新年早々、養護学校PTAの講演会で障害年金の講師に呼んでいただき、ご父兄の皆様にお話しする機会をいただきました。
初めてお伺いする養護学校でした。
障害年金の専門で社会保険労務士を開業してから6年目となり、福祉関係、地元の支援者の方々と連携を深めるよう活動してきて、お役に立てる機会が多くなってきました。
しかしまだまだ必要とされている方々との接点が少ないことを実感しており、伝えなければならない社会保険の情報が沢山あることに危機感を感じておりました。
今回は、年金教室にお越しいただいた縁で、このような機会をいただけたので、本当に良かったと思います。
というわけで、早くから準備をして、直前にもパワーポイントの修正などを行い、臨みました。
障害年金においては、「精神疾患のガイドラインの導入」「初診日の緩和」「障害基礎年金裁定の東京集約」など、長野県においては、障害者の方の今後の生活を左右するような大きい動きがありました。
しかし残念ながら、その一連の動向については、ほとんどの方がご存知ありませんでした(又は適切に伝わっていないご様子でした)。
法律や基準などが、当事者や、当事者の家族などが知らないうちに決まり、そして必要な情報が、周知されていないことに「これでいいのか?」と疑問を感じざるを得ません。
長野県のみならず、全国的に周知方法を工夫して考えてほしいです。 私ができることは、情報を発信していくことしかできないので、今後もいろいろな活動をしていきたいと考えております。
今回お話をした学校は、知的障害や肢体障害など複数の様々な障害を抱えたお子様がいらっしゃいました。終了後にも個別の相談が多くあり、お一人お一人の今後の請求がかなり困難ものになることが予想されました。
今後の相談窓口になれればと願っています。