明治以降の紳士服の歴史をたどる特別展示「日本の男服-メンズ・ファッションの源泉」(産経新聞社後援)が神戸市東灘区の神戸ファッション美術館で行われている。とくに1960年代に一世を風靡(ふうび)したヴァンヂャケット(VAN)とエドワーズのスーツやカジュアルウエアは当時を知る人だけでなく、若い世代にも興味深い展示として注目を集めている。
近代国家建設を目指す明治政府は、明治5(1872)年に太政官布告で宮中儀式の礼服として「大礼服制度」を制定し、洋装を国の正式な服装と決めた。これ以降、日本人の洋装化がはじまり、礼服や軍服、学生服を通して西洋服が一般化していった。大正時代には仕事着としての背広が国民の間で定着する,エルメス エヴリン。
高度成長期に入った1960年代、VANは米国ではやっていたアイビー・スタイルを日本で発売し、一大ブームに。エドワーズはヨーロッパ調スーツでメンズ・ファッションのもう一つの潮流を作った。
100点超の貴重な資料が出品された特別展示では、明治の大礼服や大正のスリーピーススーツ、昭和初期の陸、海軍の礼装を通して戦前までの紳士服の変遷を紹介。VANのコーナーでは、60年代の3つボタンブレザーやボタンダウンシャツ、ダッフルコートといったアイビーの定番商品を展示。エドワーズのコーナーにはサファリスーツなどが並んでいる。
会期は来年1月7日まで(水曜日と年末年始は休館)。入館料は一般500円、小中高65歳以上250円。
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