マクドナルドが米国市場に上場した時、あなたは、その時の株価で100株手に入れたとしよう。
それを後生大事に保管しておく。すると、マクドナルドの株はいくらになっただろうか。
2021年9月時点でその株を引っ張り出してみる。
購入時の株価は22.5ドルであった。それを単位100株購入すると、22.5ドル×100=2.250ドルを支払った。
あなたが守り続けることは、決して売買しないことだけであるが、もう一点付け加えることとする。
それは、マクドナルド株の配当が入るたびに、引き出さず再投資するのである。
つまり同社株を配当金で買い増していくのだ。
(この場合税金や手数料を考慮しないこととする)
マクドナルド株は、どうなるだろうか。あなたは、驚愕の現実を目にすることになる。
2021年9月時点で、あなたの資産は3,966万ドルである。
倍率に置き換えると、1万7600倍以上。22万5,000円の投資が、何と39億6,600万円になっている。
株価の推移は、政治問題や戦争や気候変動など、多岐にわたる。
日常生活上に巻き起こる事変など、いちいち考慮していてはこの身が持たない。
株式投資の王道は、年中買った、売ったと売買をしないことである。
本当に大事なことは、短期的な結果を追い求めることではなく、長期的な資産形成をどのように築いていくか。
その戦略を確立することが大事である。
投資で資産を増やす方法を探り、身に着けて欲しい。