「舛添要一」は、評論家としてテレビに出演して結構人気があった。
政治家に転身したが、必ずしも成功した人物とは言い難いと思う。
なぜだろうか。「舛添要一」は、有能な高級官僚としては、大いに向いていたが、政治家としては落第に近いと思う。
私が、なぜそんな感想を持つかといえば、あまりにも尊大な態度が目に余るからである。
大阪のTV番組でよく共演した辛坊治郎氏は、舛添要一氏には、「しみ出る尊大さと不用意さがあまりにも際立つ」と述べている。彼の口癖といえば「あいつ、あたまが悪いな」であったという。
2016年6月15日、「舛添要一」は、東京都知事を辞任すると発表する。それは、都議会で不信任案可決必死といった厄介な局面であった。彼の周囲には、「舛添を支えよう」という人が誰もいなかったそうだ。
一方の「舛添要一」は、「東大法学部出身者以外はおバカ」ともいうべき最高学府信者を隠すこともしなかった。
私は、高級官僚の東大卒業者の20%はおバカだと思っているが、おそらく外れてはいないだろう。
別荘への公用車通いが週刊誌にリークされたのは、彼の周りには支援者も支持者もいなかったせいではあるまいか。
また、舛添要一都知事が旅客機のファーストクラスを利用していると大いに叩かれたが、たいていの知事なら普通に利用している。彼だけが不用意に贅沢をしていたわけではない。
比較しては失礼なことながら、現都知事の小池百合子よりは、舛添要一の方が、賢くて有能であったと思う。