皆さんは「甘やかす」の語源を知っていましたか?
コドモを甘やかすといいますが、決して誉められたことではないです。
昔から、子供に甘いものを与えすぎるとわがままな子に育つと云います。
実はこれ、神経や行動を狂わせる遠因になるのです。
甘いものの摂りすぎが低血糖症を引き起こし、さらに認知症、統合失調症、さらにはアルツハイマー症を引き起こすのである。
岩手大学の名誉教授「大沢博」先生は、驚愕の調査結果を発表している。先生は、少年院に収容された少年たちの日頃の食生活を聞き取り調査したという。その結果に唖然となったという。特にひどい少年は、コーラを毎日11本も飲んでいた。さらにジャンクヌードルなど栄養価に疑問があるインスタント麺が大好物であった。
このような食事では、血液中の血糖値が急上昇する。するとどうなるか。血糖抑制ホルモン「インスリン」が大量に分泌されるのだ。今度は、インスリンの働きで血糖値が急激に低下する。そうなると身体は猛烈に甘いものが欲しくなる。そこでまたコーラをがぶ飲みする羽目に陥るのである。
さらに、ホルモン分泌の氾濫は制御できなくなっていく。インスリンは分泌され止まらなくなり、慢性の低血糖状態になるのだ。すると身体は、血糖値をあげるために「アドレナリン」を分泌する。このアドレナリンは別名怒りのホルモンと云われる。なんと、毒蛇より強い毒性を有しているという。
そうして、低血糖症は人格変化、記憶障害、精神病症状の出現、ついには痴呆状態となっていく危険性があるという。
ちなみに大沢先生は、ナイアシンの投与に有効性を見出している。
甘やかしてはいけない、子供だけではなく自分についても同様である。