多数の芸能人が片棒担ぎ?ペニオク詐欺事件の憂鬱 | ブロッコリーな日々

ブロッコリーな日々

アイドルマート下花店店長の落書き

2012年(平成24年)12月7日、参加者が入札しても事実上落札できない仕組みのペニーオークション詐欺事件が発覚する。この事件覚えていますか。

サイト「ワールドオークション」で、入札者から手数料をだまし取ったとして、詐欺罪の容疑で出会い系サイト運営会社の役員1人と社員3人の計4人が逮捕され、有罪判決を受けた。

 

4人が運営していた複数のペニオクサイトは、最初は高額商品が0円などの低額でスタートし、1円から15円の入札単位で徐々に価格が上がっていく。入札するごとにサイト業者にあらかじめ先払いした仮想通貨で数十円単位の入札手数料を入札者が負担し、落札後に商品の落札金額を仮想通貨で支払うシステムと紹介されていた。

 

このペニオク詐欺事件が発覚したことにより、ワールドオークションで高額商品を格安で落札購入した旨の内容を、自分のブログで投稿していた複数の芸能人が追及された。その結果、実際には落札していないのに落札したかのように装ってサイトを紹介していたステルスマーケティング(ステマ)であったことが判明したのである。

 

ワールドオークションの運営会社役員は、芸能人にブログでのステマ投稿を依頼し、その後でサイト上で複数の芸能人ブログを記載した上で「なんと! 商品を買っている芸能人も多数!」と文言で紹介し、ペニオクサイトであたかも高額商品を格安で落札購入できるかのようにやらせ宣伝工作していたという

 

問題視された芸能人のブログ投稿には、「(業者から提供された)高額商品を所持している場面」や「オークションで低額で落札している場面」の写真を掲載したり、記事タイトルを含め文章で具体的な金額を明示して格安だったと強調したことなどが共通しており、特定のペニオクサイトをサイト名とURL付きで紹介していた。

またこれらのステマでは、高額商品以外にも5万円から40万円までの現金がサイト運営業者から「紹介料」として芸能人へ動いていたことが判明した。

 

「ペニオクサイトのステマ投稿に関与していた芸能人は20人以上」とされたが、そのうち8人の芸能人が特定され、報道されて謝罪した。小森純のようにこの影響で一時的にブログを閉鎖する者もいた。また永井大のように逮捕された業者との関係が明らかではないペニオクサイトを紹介していた芸能人も、ステマ投稿を認めて謝罪するケースもあった。 そのうち、菜々緒や東原亜希は謝罪はしたものの「現金は受け取っていない」と主張し、菜々緒は「問題サイトの認識がないまま掲載したこと」については謝罪しつつも「サイトを紹介しただけで落札したとは書いてない」「嘘の投稿をしていたわけではない」として、他の芸能人との違いを強調した。

 

ワールドオークションについてステマ投稿していたほしのあきなど、数名の芸能人が警察から事情聴取を受けた。サイト運営者が逮捕された12月7日、ほしのは京都府警の事情聴取を受け「友人の松金ようこから紹介され、指示された文面をブログに掲載して30万円の謝礼を受け取った。彼女は、ペニオクの仕組みは理解しておらず、サイト運営者らとも面識はなかった」と釈明した。松金も「私がほしのさんに勧めた」と事実を認めたという。


約13,000人のアメブロ登録の芸能人ブログを運営するサイバーエージェントは、ステルスマーケティング対策として、違反を繰り返した芸能人のアメーバブログを利用停止にした。

 

警察はブログで嘘の投稿をしていた芸能人に対しても刑事事件としての立件を検討したが、「ペニオクサイトの実態を知らなかった」と主張されたため詐欺罪での立件は断念する。

 

消費者に誤解を与える虚偽の説明をしたことを「人を欺き、又は誤解させるような事実を挙げて広告をした」に該当するとして軽犯罪法(第1条34号)を適用することについては、公訴時効(1年)が成立したため立件できなかった。

 

当該詐欺事件で立件された会社と、別のペニーオークション業者のステマ投稿を行っていた者を含む。なお現在までに当該ブログ記事はいずれも削除されている。

 

無知だが影響力のある女性タレントを複数利用した関係者は、たぶんワル知恵が働く根っからのワルなのだろう。こういう輩は、必ず再犯を犯す。いずれにせよ安易にサイトでの情報を信用してはいけない。