三国志の中で最も有名な戦いを描いた
---赤壁の戦い「レッド・クリフ」の衝撃
2008年公開の「赤壁の戦い」、三国志の中で最も有名な戦いを描いたのが「レッド・クリフ」であった。
長江を埋め尽くした曹操の船団が紅蓮の炎に包まれる大規模な「火計」が最大の見せ場である。
その「火計」シーンの撮影中に、スタントマン1名が死亡し、6名が重軽傷を負うという事故が発生している。
当時の報道によれば、炎上する小さな船をより大きな船に衝突させるシーンで起きた。
衝突後にいきなり30㍍近い火柱が上がり、瞬く間に燃え広がってしまった。
火の回りは制御できないほどに早く、猛烈な勢いで燃え広がった。
不幸にして、犠牲となったスタントマンは、まだ23歳の若さであった。
当時の戦士さながらに生きながら火だるまになったのだ。
スタントマンも命がけである。
そのせいか、迫力あるシーンが続く。
我が国ではこうは行くまい。
スタントマンの悲哀を考えずにいられなかった。この方たちは、決して表に出ない役柄である。
だが、作品を完成させる上でなくてはならないと云える。
三国志に触れて、悠久の中国をおさらいしてみよう。
見逃した人には激しくおススメ。