そうだ!葉っぱを売ろう
---過疎の村を生き返らせた衝撃
監督:御法川修
主演:富司純子、藤竜也、吉行和子、中尾ミエ、平岡祐太
過疎に苦しんだ同地が、料理を彩る“つまもの”と呼ばれる葉っぱビジネスで年商2億円以上を稼ぎ出し、人口増加にまでつながった。
そんな驚きの事実をベースに、「葉っぱビジネス」を通して、再び生きがいを見つけていく70、80代の女性たちの姿を描くヒューマンドラマ。
徳島県の山間部にある上勝町は人口の約半数が高齢者で、さらには過疎化の一途をたどっていた。
そんなある日、農協職員(平岡祐太)が葉っぱや草を料理のツマとして売ることを提案する。
周囲は冷ややかな目を注ぐが、幼なじみの女性3人(吉行和子、富司純子、中尾ミエ)が葉っぱビジネスに参加することになり、やがて売上高2億6,000万円をたたき出すしっかりとした事業へと成長していく。
人生の中で主役に回ったことがないおばあちゃん達が葉っぱビジネスに乗り出して、再度人生の生きがいを見つけていく実話が題材になっている。
出演者たちも実に魅力的だと思う。どう見ても綺麗な富司純子はじめ、主演の吉行和子や中尾ミエ、この方たちが元気に演技されているのには感動する。
映画の中で、「いつでもどこでもやりだせるんだよ」おばあちゃんがつぶやくのだ。
作品を見終わったあと不思議と元気が湧いてくる。
過疎の村でも奇跡は起こせるんだよ、と映画は静かに訴えてくる。
見逃した人には激しくおススメ。。