歌は世につれ---「Cocco」が暗示した"少年A"の凶行 | ブロッコリーな日々

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アイドルマート下花店店長の落書き

神戸連続殺傷事件を覚えているだろうか。

"元少年A"は、医療刑務所を退所して、一般社会に溶け込んでいる。

 

事件後に流布した都市伝説があった。それを掘り起こしてみたい。

沖縄出身「Cocco」のアルバム「ブーゲンビリア」の1曲目に収録された「首」だ。

1997年5月の発売だった。この曲がネット上で話題になった。

では、その歌詞をみておきたい。

 

♬抱きよせて 絡まって
引き裂いて 壊したい。
♬悩ましく 誘って
蹴落として 潰したい。
♬あなたと見た海に
その首を沈めたい。。。

 

折も折、少年Aによる神戸連続殺傷事件、別名「酒鬼薔薇事件」が起きたのである。

殺害された小学生の「首」が校門に置かれていたあの事件との「共時性」が語られた。

 

この事件の影響で放映されなかったドラマも数多いという。

今思い出してもぞっとする。

 

犯人の「酒鬼薔薇少年」は、驚くべきことに、どちらかと云えば裕福といえる平凡な家庭に育っていた。

少年は、複数の児童を殺害する前には、子猫などの小動物をイジメあるいは殺していた。

 

生まれながらの「殺人鬼」ではあるまいかと、世間は彼の存在に驚愕したのだ。

そこに登場してしまった「首」という歌に、世間は大方の想像以上にざわついたのだ。。