木村拓哉主演のテレビドラマ「ギフト」を覚えていますか?
生徒による"女性教師殺人事件"のあおりを受けて放送中止となった。
「ギフト」は、1997年4月16日から6月25日まで放映された。
ところが、番組は途中で打ち切りとなってしまう。
放送自肅の理由は、栃木で起きた"女性教師殺人事件"であった。
犯人の少年が「木村拓哉がドラマで使ったのを見て」と自供したからである。
もちろん、少年の犯行と番組内容に深い関りはなかった。
今でもそうだが、当時「木村拓哉」の影響力は、青少年に絶大であった。
製作関係者は、少年の自供に驚き、過剰な反応をするのだ。
そして、やむなく番組の打ち切りを決めたのである。苦渋の選択だった。
作品で、木村拓哉は、「運び屋」を好演していただけに残念な打ち切りであった。
この時期”少年犯罪”が、なかば日常化していたのだ。
木村拓哉は、その犠牲者とも云えた。さぞや無念だったことだろう。