追悼--天才作家「見沢知廉」を知っていますか?
1982年、新右翼の一水会-統一戦線義勇軍書記長に就任する。そして、偽名の「清水浩司」を名乗り、日本IBM、イギリス大使館等への火炎瓶によるテロ活動を行った。
同年秋、スパイ粛清事件で殺人を起こし逮捕された。やがて、殺人罪ならびに火炎びんの使用等の処罰に関する法律違反で懲役12年の判決を受け収監される。
獄中で執筆した「天皇ごっこ」がベストセラーになり世間に注目された。
出所後、本格的な作家活動に入るのだが、収監中の拘禁障害が悪化し、うつ病を発症する。
大量に抗うつ剤を服用することになり、入退院を繰り返した。
やがて、2005年9月7日横浜市戸塚区のマンションから飛び降り自殺した。
天才作家「見沢知廉」(本名高橋哲夫)は、短すぎる生涯の幕を下ろした。
享年46であった。
「生涯著作品」
天皇ごっこ 第三書館
囚人狂時代 ザ・マサダ
獄の息子は発狂寸前 ザ・マサダ
「母と息子の囚人狂時代」新潮文庫
調律の帝国 新潮社
日本を撃て メディアワークス
テロならできるぜ銭湯は怖いよの子供達 同朋舎
極悪シリーズ 雷韻出版
蒼白の馬上 青林堂
七号病室 作品社
ライト・イズ・ライト―Dreaming 80’s 作品社
愛情省 作品社
背徳の方程式 MとSの磁力 見沢知廉獄中作品集 アルファベータ
伊藤蘭と菊池桃子を崇拝して、永遠のアイドルと呼んでいたという。

