芸人・東国原英夫に学ぶ。
たけし軍団の筆頭芸人。だが、彼は芸人の枠に収まらなかった。
宮崎県を住みよくする、その思いは大学生になって初めて上京したときから
変わらぬ思いだった。
大学3年生のとき、「ツービート」(北野たけし)の舞台を初めてみた。
ひどい衝撃を受けたという。
それこそ「ツービート」のブラックユーモアであった。だが、悪意は感じられなかったのだ。
『むしろ社会的弱者を思いやる温かさや、究極のエスプリを感じ取った』と、いう。
「この人に付いて行きたい」と、東国原英夫は決断した。
将来の漫才界を牽引する人に違いない。そう思ったとき、次の行動に出ていた。。
素人の大会で優勝すれば、ビートたけしに会えるというフジテレビの番組に挑戦した。
彼は見事に勝ち抜き、さっそく憧れのたけしに会うことができた。
『たけしさん、弟子にしてください‼』と、自然に口にしていた。
『あんちゃん、この世界は思うほど甘くはないし、つらいだけだよ。。』
それが答えであった。